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挨拶 |
あいさつ |
@〔仏〕禅家で、問答を交して相手の悟りの深浅を試みること。 |
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Aうけこたえ。応答。返事。驢鞍橋ロアンキヨウ「いかが―あるべきや」。「何の―もない」 |
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B人に会ったり別れたりするとき、儀礼的に取り交す言葉や動作。「朝の―」「時候の―」 |
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C儀式・会合などで、祝意や謝意、親愛の気持、あるいは告示などを述べること。また、その言葉。「開会の―」 |
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D(「御―」の形で)
相手の挑発的な、礼を失したような言動を皮肉っていう語。 |
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E仲裁。仲裁人。伎、お染久松色読販「そう見受けましたから―に這入りました」。「―人」 |
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F紹介。紹介者。浄、国性爺合戦「仲人もない―ない二人」 |
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G人と人との間柄。交際。日葡辞書「アイサッノヨイヒト」。日本永代蔵六「殊更いづれも―よく」 |
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哀惜 |
あいせき |
人の死などを悲しみ惜しむこと。「―の念に堪えない」 |
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愛惜 |
あいせき |
手放したり傷つけたりするのを惜しんで大切にすること。あいじゃく。「―の品」 |
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生憎 |
あいにく |
アヤニクの転)
期待や目的にはずれて、都合のわるいさま。折あしく。「―の雨だ」「お―さま」 |
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曖昧 |
あいまい |
はっきりしないこと。まぎらわしく、確かでないこと。「―な返事」「―に笑う」 |
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隘路 |
あいろ |
@狭い通路。狭くて通りにくい路。「山間の―」 |
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A支障となるもの。障害。難点。「販路拡張の―」 |
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阿吽 |
あうん |
(
「阿」は口を開いて発する音声で字音の初め、「吽」は口を閉じる時の音声で字音の終り。万物の初めと終りを象徴) |
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@最初と最後。密教では、「阿」を万物の根源、「吽」を一切が帰着する智徳とする。 |
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A寺院山門の仁王や狛犬コマイヌなどの相。一は口を開き、他は口を閉じる。 |
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B呼気と吸気。共に一つの事をする時などの相互の微妙な調子や気持。特に、それが一致することにいう。 |
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閼伽 |
あか |
〔仏〕(梵語argha; arghya)
貴賓または仏前に供えるもの。特に水をいう。また、それを入れる容器。 |
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欠伸 |
あくび |
@眠い時、退屈な時、疲労した時などに不随意的に起る呼吸運動。 |
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口を大きくあけて、ゆるやかな長い吸息についでやや短い呼息を行う。血液中の酸素の欠乏等によって起る。 |
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A漢字の旁ツクリの一。「欲」「欧」などの旁の「欠」の称。 |
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胡座 |
あぐら |
(「あ」は足、「くら」は座の意) |
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@腰掛け。胡床コシヨウ。古事記下「我が大君…―にいまし」 |
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A(「間架」と書く)
(高い所へ上るために)材木を高く組み立てたもの。あししろ。足場。竹取物語「―を結ひあげて」 |
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B(「趺坐」とも書く) 足を組んですわること。胡坐コザ。 |
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悪辣 |
あくらつ |
やり方があくどいこと。非常にたちのわるいこと。「―な手段」 |
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阿漕 |
あこぎ |
(地名「阿漕ヶ浦」の略。古今六帖3「逢ふことを―の島に引く網のたびかさならば人も知りなむ」の歌による) |
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@たびかさなること。源平盛衰記8「重ねて聞し召す事の有ければこそ―と仰せけめ」 |
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A転じて、際限なくむさぼること。また、あつかましいさま。ひどく扱うさま。 |
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狂、比丘貞「―やの―やの今のさへ漸と舞うた、もう許してくれさしめ」。「―な仕打ち」 |
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B能の一。伊勢国阿漕ヶ浦の漁夫が密漁して海に沈められ、地獄で苦しむさまを描く。 |
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四阿 |
あずまや |
【四阿・東屋・阿舎】(東国風のひなびた家の意) |
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@四方へ檐ノキを葺きおろした家屋。寄棟ヨセムネあるいは入母屋イリモヤ造。正倉院文書「草葺―一間」 |
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A四方の柱だけで、壁がなく、屋根を四方葺きおろしにした小屋。庭園などの休息所とする。亭チン。 |
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B催馬楽サイバラの曲名。 |
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C源氏物語の巻名。宇治十帖の一。 |
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唖然 |
あぜん |
あきれて言葉が出ないさま。あいた口がふさがらないさま。「―とする」「―たる面持ち」 |
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可惜 |
あたら |
副 (アタラシの語幹。感動詞的に独立して、また連体詞的に名詞に冠して用いる) |
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惜しくも。もったいないことに。惜しむべき。あったら。 |
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源氏物語若菜下「―人の文をこそ思ひやりなく書きけれ」。「―若い命を捨てた」 |
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呆気 |
あっけ |
驚きあきれた状態。 |
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遏絶 |
あつぜつ |
@一族を残らず滅ぼす。「遏絶苗民、無世在下=苗民ヲ遏絶シテ、世下ニ在ルコト無カラシム」〔書経〕 |
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Aおしとどめて物事をさせない。『遏止アツシ』 この項目 漢字源 |
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斡旋 |
あっせん |
@事が進展するよう、人と人の間をとりもつこと。世話。周旋。「就職を―する」 |
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A〔法〕労働法上、労働争議調整の一方法。労働関係調整法および国営企業労働関係法などにより |
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労働委員会の会長が指名した斡旋員が争議当事者双方の間を仲介をし、争議解決に援助すること。 |
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軋轢 |
あつれき |
(車輪のきしる意から)
人の仲が悪くなること。不和。「嫁と姑の―」「―が生じる」 |
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痘痕 |
あばた |
痘瘡トウソウが治った後に残るあと。また、それに似たもの。 |
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数多 |
あまた |
@(数量について)
多く。たくさん。允恭紀「―は寝ずにただ一夜のみ」。「―の人」「引く手―」 |
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A(程度について)
非常に。甚だしく。万葉集7「沖つ波さわくを聞けば―悲しも」 |
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阿諛 |
あゆ |
おもねりへつらうこと。おべっか。「―迎合」「―追従ツイシヨウ」 |
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行灯 |
あんどん |
@木などの框ワクに紙を貼り、中に油皿を入れて灯火をともす具。室内に置くもの、柱に掛けるもの、 |
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さげ歩くものなどがある。あんどう。紙灯。〈 嚢鈔〉。鶉衣「―挑灯の取違へも多勢に無勢叶はねば」 |
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A40の隠語。東海道中膝栗毛2「えいは、そんだいあび手が、―(四〇文)にげんこ(五〇文)はふんだくるべい」 |
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B表装で、長幅でも横長でもなく、丈のつまった中途半端なものの称。 |
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安穏 |
あんのん |
安らかにおだやかなこと。無事。「―に暮す」「―な一生」 |
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帷幄 |
いあく |
(「帷」はたれまく、「幄」はひきまくの意)
昔、陣営には幕をめぐらしたことから、作戦計画を立てる所。本陣。本営。「―の臣」 |
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威嚇 |
いかく |
武力や威力でおどすこと。おどかし。「―射撃」 |
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遺憾 |
いかん |
思い通りにいかず心残りなこと。残念。気の毒。「―の意を表する」「―に思う」「―千万センバン」 |
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縊死 |
いし |
自分でくびをくくって死ぬこと。首くくり。首つり。 |
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蝟集 |
いしゅう |
蝟ハリネズミの毛のように、多く寄り集まること。「周囲に群衆が―する」 |
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悪戯 |
いたずら |
無益でわるいたわむれ。わるふざけ。わるさ。(手すさびを謙遜していうのにも用いる) |
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狂、太刀奪タチバイ「色々―をいたしまする」。「子供の―」「―な園児」「ちょっと―してみました」 |
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一掬 |
いっきく |
両手でひとすくいすること。また、その程度の水。ひとすくい。「将に―して百川の味はひを知れるなるべし」(芭蕉俳文) |
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一矢 |
いっし |
一本の矢。 |
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意図 |
いと |
@考えていること。おもわく。つもり。「敵の―を見抜く」 |
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A行おうとめざしていること。また、その目的。「早期実現を―する」「―的なごまかし」 |
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懿徳 |
いとく |
大きい立派な徳。善美の徳。 |
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畏怖 |
いふ |
おそれおののくこと。おじること。 |
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所謂 |
いわゆる |
(言フの未然形に、上代の受身の助動詞ユの連体形が付いたもの)
世間で言われている。俗に言う。 |
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宇津保物語藤原君「―あて宮ぞかし」。「―団塊の世代」 |
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慇懃 |
いんぎん |
@ねんごろなこと。ていねい。福富長者物語「―に畏まりて」。「―な挨拶」 |
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Aよしみ。親しい交わり。 |
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B男女の情交。「―を通ずる」 |
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因循 |
いんじゅん |
@古い習慣に因り循シタガっていて改めようとしないこと。 |
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A決断力に欠け、ぐずぐずするさま。「―な男」 |
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隠蔽 |
いんぺい |
人または物が目につかないようおおうこと。かくすこと。掩蔽。隠匿。「証拠事実を―する」 |
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有卦 |
うけ |
陰陽道オンヨウドウで、その人の生年の干支エトにより、7年間吉事が続くという年まわり。 |
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宇内 |
うだい |
[史記秦始皇本紀「皇帝明徳、経理宇内視聴不怠」]天地の間。天下。あめがした。 |
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団扇 |
うちわ |
(打羽の意) |
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@細い竹を骨とし、紙または絹を張って柄をつけた、あおいで風を起す道具。多くは円形。
夏 。「―であおぐ」 |
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A軍配団扇グンバイウチワの略。 |
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B団扇 をかたどった紋所の名。一つ団扇・三つ団扇・団扇梅鉢などがある。 |
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鬱屈 |
うっくつ |
@気が晴れないで、ふさぎこむこと。「―した心情」 |
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A地勢が曲りくねっているさま。 |
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産土 |
うぶすな |
(ウブ(産)スとナ(土・地)との結合したもの。ウブスはウムスと同源。ウムスは略してムスとなり、「苔むす」などという) |
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@人の生れた土地。生地。本居。推古紀「葛城県は元臣ヤツコが―なり」 |
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A「うぶすながみ」の略。 |
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有無 |
うむ |
@有ることと無いこと。「経験の―は問わない」 |
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A是非・諾否などの判断をはっきりさせること。狂、縄綯ナワナイ「いやそれは某が―の仔細を申さず遣はしましたによつて」 |
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B仏教で、一切を有と見、あるいは無と見る説。有法と無法。謡、松尾「―中道を離れて、人を済度の方便」 |
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烏鷺 |
うろ |
@烏と鷺。 A黒と白。 烏鷺の争いとは囲碁のこと。 |
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迂路 |
うろ |
遠まわりのみち。 |
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雨露 |
うろ |
@雨と露。あめつゆ。「―をしのぐ」 |
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A恩沢の広く及ぶこと。うるおい。謡、熊野ユヤ「―のめぐみ」 |
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空・虚・洞 |
うろ |
うつろな所。ほらあな。 |
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疎覚え |
うろおぼえ |
確実でない記憶。「―のせりふ」 |
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胡乱 |
うろん |
(唐音。「胡」はでたらめの意) |
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@乱雑であること。いいかげんであること。また、不誠実なこと。史記抄「かき本は字が―で」 |
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A疑わしいこと。うさんくさいこと。浄、国性爺合戦「証拠なくては―なり」。「―な目つき」「―な人物」 |
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釉薬 ※ |
うわぐすり ※ |
素焼スヤキの陶磁器の表面にかけて装飾と水分の吸収を防ぐために用いる一種のガラス質のもの。 |
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主成分は珪酸塩化合物。つやぐすり。ゆうやく。 |
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曳航 |
えいこう |
船が他の船をひっぱって航行すること。 |
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盈満 |
えいまん |
物事が十分に満ち足りること。 |
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依怙 |
えこ |
@[法華経普門品「観世音浄聖、於苦悩死厄、能為作依怙」]依りたのむこと。 |
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A一方にかたよってひいきすること。かたびいき。えこひいき。平家物語5「かやうの事についてこそ、おのづから―も候へ」 |
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B私利。天草本伊曾保物語「たばかつてするはかりことは一旦の―にはなれども」 |
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回向 |
えこう |
@自ら修めた功徳を自らの悟りのために、または他者の利益のためにめぐらすこと。 |
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A仏事を営んで死者の成仏を祈ること。 |
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B浄土教で、称名念仏の功徳クドクをめぐらして衆生の極楽往生に資すること。 |
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壊死 |
えし |
体の組織や細胞が局部的に死ぬこと。冷・熱・毒物・血流障害・外傷、細菌やウイルスの感染などによって起る。 |
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似非 |
えせ |
@似てはいるが、実は本物ではないこと。まやかし。にせもの。「―ざいわい」「―学問」 |
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A劣っていること。「―牛」「―太刀」 |
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B悪質。一筋縄ではいかないこと。したたか。「―者」 |
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穢多 |
えた |
(「下学集」など中世以降、侮蔑の意をこめて「穢多」の2字を当てた)
中世・近世の賤民身分の一。 |
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牛馬の死体処理などに従事し、罪人の逮捕・処刑にも使役された。江戸幕藩体制下では、非人とともに |
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士農工商より下位の身分に固定、一般に居住地や職業を制限され、皮革業に関与する者が多かった。 |
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1871年(明治4)太政官布告により平民の籍に編入された後も社会的差別が存続し、現在なお根絶されていない。 |
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塵袋「ゑとりをはやくいひて、いひゆがめて―と云へり、たととは通音也」 |
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干支 |
えと |
@十干十二支。十干を五行(木・火・土・金・水)に配当し、陽をあらわす兄エ、陰をあらわす弟トをつけて名とした、 |
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甲キノエ・乙キノト・丙ヒノエ・丁ヒノト・戊ツチノエ・己ツチノト・庚カノエ・辛カノト・壬ミズノエ・癸ミズノトに、十二支を組み合せたもの。 |
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甲子キノエネ・乙丑キノトウシなど60種の組合せを年・月・日に当てて用いる。 |
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A十二支。年、特に生年や方位・時刻に当てる。「今年の―は丑ウシだ」 |
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会得 |
えとく |
意味をよく理解して、自分のものとすること。「真理を―する」「機械の操作方法を―する」 |
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演繹 |
えんえき |
@[朱熹、中庸章句序]意義を推し拡げて説明すること。 |
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A(deduction)
推論の一種。前提を認めるならば、結論もまた必然的に認めざるをえないもの。 |
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数学における証明はその典型。演繹法。 帰納。 |
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冤罪 |
えんざい |
無実の罪。ぬれぎぬ。「―を晴らす」 |
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厭世 |
えんせい |
世の中をいやなものと思うこと。 |
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援用 |
えんよう |
自己の主張のたすけとして、他の文献・事実・慣例などを引用すること。「内外の資料を―する」 |
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花魁 |
おいらん |
(妹分の女郎や禿カブロなどが姉女郎をさして「おいら(己等)が」といって呼んだのに基づくという) |
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@江戸吉原の遊郭で、姉女郎の称。転じて一般に、上位の遊女の称。 |
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A娼妓。女郎。 |
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B甘藷の一品種。色は肉色か白で耐貯性に富む。あんこいも。 |
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枉駕 |
おうが |
[三国志蜀志、諸葛亮伝「将軍宜枉駕顧之」](「枉」は、まげる意)
(乗物の行き先を変えて) |
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わざわざ訪ねて来ること。相手の来訪を敬っていう語。枉車。枉顧。 |
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押収 |
おうしゅう |
証拠物または没収すべき物の占有を取得する刑事上の処分。強制力を用いる差押えと、 |
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任意に提出された物などについて強制力を用いない領置とがある。裁判所の提出命令をも含む。 |
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横柄 |
おうへい |
(「押柄オシカラ」の音読「押柄オウヘイ」から。「大柄」とも書く)
おごりたかぶって無礼なこと。そうした態度。尊大。 |
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狂、入間川「あの様に―に申す者はござらぬ」。「―な口をきく」 |
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嗚咽 |
おえつ |
むせび泣くこと。すすり泣くこと。「―が漏れる」 |
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烏滸 |
おこ |
おろかなこと。ばか。たわけ。古事記中「わが心しぞ、いや―にして」。「―の沙汰」 |
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億劫 |
おっくう |
(オッコウの転。時間が長くかかってやりきれない意から)
面倒くさくて気が進まないこと。「出かけるのは―だ」 |
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越訴 |
おっそ |
@正規の手続を経ない違法の訴訟。 |
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A中世の訴訟手続の一。判決に不服ある者が再審を求めて訴え出ること。または、その裁判。 |
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恩賜 |
おんし |
天皇・主君から賜ること。「―の御衣」「―公園」 |
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恩讐 |
おんしゅう |
情けとあだ。「―を超えた交わり」 |
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乂安 |
がいあん |
(カイアンとも) 世の中がよく治まって安らかなこと。治安。 |
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快哉 |
かいさい |
(「快なるかな」の意) 痛快なこと。「―を叫ぶ」 |
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改竄 |
かいざん |
(「竄」は改めかえる意)
字句などを改めなおすこと。多く不当に改める場合に用いられる。「小切手の―」 |
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海市 |
かいし |
蜃気楼シンキロウの別名。 |
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懐柔 |
かいじゅう |
巧みにてなずけ従わせること。てなずけ抱きこむこと。「―策」 |
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晦渋 |
かいじゅう |
言語・文章などがむずかしくて意味のわかりにくいこと。「―な文章」 |
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海嘯 |
かいしょう |
[楊慎、古今諺]満潮が河川を遡る際に、前面が垂直の壁となって、激しく波立ちながら進行する現象。 |
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中国の銭塘江、イギリスのセヴァン川、南アメリカのアマゾン川の河口付近で顕著。タイダル‐ボーア。潮津波。 |
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ポロロッカ。 |
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灰燼 |
かいじん |
灰ともえさし。もえかす。 |
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駭世 |
がいせい |
(「駭」は驚かすの意) 世の人を驚かすこと。 |
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蓋世 |
がいせい |
[史記項羽本紀「力抜山兮気蓋世」](世をおおいつくし圧倒する意から)
気力などが雄大であることの形容。「―の才」「抜山―」 |
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咳唾 |
がいだ |
@せきとつば。また、せきばらいの声。 |
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A[漢書淮陽憲王欽伝「大王誠賜咳唾」]目上の人の言葉を敬っていう語。 |
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咳唾珠を成す |
[趙壱、刺世疾邪賦「咳唾自成珠」]ふと口をついて出た言葉が金玉のような名句名文であること。 |
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詩文の才が極めてゆたかであることのたとえ。 |
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開闢 |
かいびゃく |
@天地の開けはじめ。世界のはじめ。また一般に、物事のはじまり。「本校―以来の出来事」 |
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A開山。奥の細道「当山―能除大師」 |
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傀儡 |
かいらい |
@あやつり人形。くぐつ。でく。 |
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A転じて、人の手先になってその意のままに動く者。 |
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乖離 |
かいり |
むき離れること。はなればなれになること。「人心の―」「理想と現実との―」 |
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呵呵 |
かか |
大声で笑うさま。「―大笑」 |
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瓦解 |
がかい |
(屋根瓦の一部が落ちれば、その余勢で他の多くの瓦が崩れ落ちるように)一部の崩れから全体が崩れること。「連邦制が―する」「幕府の―」 |
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蝸角 |
かかく |
蝸牛カタツムリの触角。転じて、狭い場所。 |
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花卉 |
かき |
(「卉」は多くの草)
観賞のために栽培する植物。花物・葉物・実物ミモノなどがある。「―園芸」 |
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鶴首 |
かくしゅ |
(鶴のように首を長くのばす意)
物事の到来を待ちわびること。「―して待つ」 |
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馘首 |
かくしゅ |
@首を切りとること。 |
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A免職にすること。解雇すること。「―反対闘争」 |
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赫怒 |
かくど |
はげしく怒ること。 |
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神楽 |
かぐら |
(「かむくら(神座)」の転) |
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@皇居および皇室との関連が深い神社で神をまつるために奏する歌舞。伴奏楽器は笏拍子シヤクビヨウシ・篳篥ヒチリキ・神楽笛カグラブエ・和琴ワゴンの4種。 |
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毎年12月に賢所カシコドコロで行われるものが代表的。 と区別する場合は御神楽ミカグラという。神遊カミアソビ。
冬 。源氏物語若菜「年ごとの春秋の―」 |
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A民間の神社の祭儀で奏する歌舞。 と区別する場合は里神楽サトカグラという。全国各地に様々な系統がある。 |
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B能の舞事の一。リズム豊かな曲で、小鼓が神楽特有の譜を奏し、女神・巫女などが幣ミテグラを手に舞う。 |
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C狂言の舞事の一。能とは別の曲。巫女が鈴と扇を手にして舞う。 |
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D歌舞伎囃子の一群。宮神楽・早神楽・本神楽・夜神楽(大べし)・三保神楽・岩戸・「あばれ」などがあり、 |
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神社またはその付近の場面に用いるのを原則とする。 |
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E地歌の一。手事物。18世紀中頃、津山検校作曲。賀茂社の神楽とその弥栄を歌ったもの。別称、洞ホラの梅。 |
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陽炎 |
かげろう |
春のうららかな日に、野原などにちらちらと立ちのぼる気。日射のために熱くなった空気で光が不規則に屈折されて起るもの。 |
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いとゆう。はかないもの、ほのかなもの、あるかなきかに見えるもの、などを形容するのにも用いる。その際「蜉蝣カゲロウ」 を意味することもある。 |
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古今和歌集恋「―のそれかあらぬか春雨のふる日となれば」 |
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加護 |
かご |
神仏が力を加えて護ること。今昔物語集17「此れ、法花の持者ジシヤを―し給ふ故なりけり」 |
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過誤 |
かご |
あやまち。あやまり。やり損じ。「―を犯す」 |
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駕籠 |
かご |
乗物の一。古くは竹、後には木でも作り、人のすわる部分の上に1本の轅ナガエを通し、前後から舁カいて運ぶもの。 |
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身分・階級・用途などにより種類が多い。 |
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瑕疵 |
かし |
@きず。欠点。 |
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A〔法〕行為・物・権利などに本来あるべき要件や性質が欠けていること。意思表示の取消し、売主の担保責任などの前提となる。 |
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仮借 |
かしゃく |
@かりること。 |
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Aみのがすこと。ゆるすこと。 |
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呵責 |
かしゃく |
叱り責めること。責めさいなむこと。仏足石歌(題詞)「生死を―す」。「良心の―」 |
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華燭 |
かしょく |
婚礼の儀式などの席上の、はなやかなともしび。 |
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瓦斯 |
がす |
ガス |
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苛政 |
かせい |
苛酷な政治。虐政。 |
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苛政は虎よりも猛し |
[礼記檀弓下]住民に重税や徴兵などの負担を強いる苛酷な政治は、人食い虎よりも更に凶暴で、人々を苦しめる。 |
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河清 |
かせい |
黄河の濁流が澄んで清くなること。転じて、望んでも実現しないこと。=百年河清を待つ |
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河川 |
かせん |
河カワ。多く、大きい河と小さい川とを総称していう。 |
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瓦全 |
がぜん |
[北斉書元景安伝「大丈夫寧可玉砕不能瓦全」]何もしないでいたずらに身の安全を保つこと。甎全センゼン。⇔玉砕 |
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固唾 |
かたず |
(古くはカタツとも) 緊張して息をこらす時などに口中にたまる唾ツバ。 |
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渦中 |
かちゅう |
@水のうずまく中。 |
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A紛乱した事件の中。「―に身を投ず」 |
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割愛 |
かつあい |
@愛執を断ち切ること。沙石集9「―出家の沙門、なんぞ世財をあらそはん」 |
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A惜しく思うものを思いきって手放したり省略したりすること。「紙数が尽きたので―する」 |
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赫赫 |
かっかく |
@赤くかがやくさま。熱気を発するさま。「烈日―」 |
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Aあらわれて盛んなさま。功名などの人にすぐれているさま。「―たる戦果」 |
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闊達 |
かったつ |
(古くはカツダツ)
度量がひろく、物事にこだわらぬこと。こせこせしないこと。「自由―な気風」 |
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滑脱 |
かつだつ |
とどこおらず、自在に変化すること。「円転―」 |
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葛藤 |
かっとう |
(葛カズラや藤のつるがもつれからむことから) |
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@もつれ。いざこざ。悶着モンチヤク。争い。「両家の―がつづく」 |
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A〔心〕心の中に、それぞれ違った方向あるいは相反する方向の力があって、その選択に迷う状態。 |
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「心の中に―を生じる」「心理的―」 |
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B〔仏〕禅宗で文字言語のこと。また、公案のこと。 |
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割烹 |
かっぽう |
@(肉を割サき烹ニる意から) 食物の調理。多く日本料理にいう。 |
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A @を供する料理屋。 |
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刮目 |
かつもく |
目をこすってよく注意して見ること。刮眼。「―に価する」「―して待つ」 |
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首途 |
かどで |
門出。旅や出陣などのため自分の家を出発すること。比喩的に、新しい生活や仕事をはじめることにもいう。 |
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たびだち。かどいで。万葉集14「赤駒が―をしつつ出でかてに」。「人生の―」 |
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禍福 |
かふく |
わざわいとしあわせ。禍福は糾アザナえる縄の如し。 |
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画餅 |
がべい |
(ガヘイとも) 絵にかいた餅、すなわち実際の役に立たないもの。 |
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過褒 |
かほう |
ほめすぎること。過賞。 |
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蒲鉾 |
かまぼこ |
@ガマの花の穂。 |
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A(昔は、おもに竹串を芯として筒形に造り、その形がガマの花穂に似ていたからいう) |
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白身の魚のすり身に卵白・調味料をまぜてこね、板に盛り、または簀巻にして、蒸したり焼いたりした食品。 |
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B蒲鉾小屋の略。 |
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C宝石をはめていない中高の指輪。 |
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剃刀 |
かみそり |
(「髪剃り」の意) |
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@頭髪・ひげなどを剃るのに用いる鋭利な刃物。こうぞり。「―を当てる」 |
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A比喩的に、才気鋭く果断なこと。また、その人。 |
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B(僧の隠語) 鮨スシ。 |
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蚊帳 |
かや |
蚊を防ぐために吊り下げて寝床をおおうもの。麻布・絽ロ・木綿などで作る。かちょう。 |
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硝子 |
がらす |
@石英・炭酸ナトリウム・石灰石などを原料として、高温度に熱して溶融し、冷却して製した硬く脆モロく透明な物質。 |
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着色には金属の酸化物を混ずる。用途が多く、種々の器具・建材に製する。玻璃ハリ。 |
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A広義には、融点以上の高温で溶融した物体を急冷・固化させた等方性無定形物質。 |
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伽藍 |
がらん |
〔仏〕(梵語 sa gh r ma
僧伽藍の略。衆園・僧園と訳す) |
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@僧侶たちが住んで仏道を修行する、清浄閑静な所。 |
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A後に寺院の建築物の称。「七堂―」 |
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看過 |
かんか |
@大したことではないとして見のがすこと。大目にみること。「―できない事態」 |
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A見すごすこと。見おとすこと。 |
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眼窩 |
がんか |
眼球がはいっている頭骨前面のあな。めだまのあな。がんわ。「―に入る」 |
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灌漑 |
かんがい |
田畑に水を引いてそそぎ、土地をうるおすこと。「―用水」 |
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侃諤 |
かんがく |
剛直で言を曲げないこと。遠慮することなく論議すること。侃々諤々。 |
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看経 |
かんきん |
@経文を黙読すること。⇔諷経フギン。 |
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A後には、経文を読むこと。読経。諷経。 |
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B経典を研究のために読むこと。 |
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癇癪 |
かんしゃく |
神経過敏で怒りやすい性質。また、怒り出すこと。癇癖カンペキ。「―を起す」 |
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甘受 |
かんじゅ |
さからわずに甘んじて受けること。(もとは、快く受ける意)
「運命を―する」 |
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含羞 |
がんしゅう |
はにかみ。はじらい。 |
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雁書 |
がんしょ |
手紙。書簡。 |
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陥穽 |
かんせい |
@獣などを陥れて捕える穴。おとしあな。 |
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A人を陥れるはかりごと。「―にはまる」 |
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奸佞 |
かんねい |
心がねじけて人にへつらうこと。また、その人。「―な性質」 |
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旱魃 |
かんばつ |
(古くはカンバチとも。「魃」は、ひでりの神)
長い間雨が降らず、水が涸カれること。ひでり。 |
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|
特に、農業に水の必要な夏季のひでりにいう 。「―の被害」 |
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煥発 |
かんぱつ |
[広川書跋]火が燃え出るように、美点や精彩ある事柄が外面に輝きあらわれること。「才気―」 |
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管鮑 |
かんぽう |
管仲と鮑叔牙。管鮑の交りで友人同士の親密な交際。 |
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飢渇 |
きかつ |
うえとかわき。食物や飲物がない苦しみ。 |
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巍巍 |
ぎぎ |
高く大きいさま。「山容―」「―堂々」 |
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冀求 |
ききゅう |
願いもとめること。けく。 |
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規矩 |
きく |
@(「規」はコンパス、「矩」は物さしの意)
手本。規則。「―準縄ジユンジヨウ」 |
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A規矩術に同じ。 |
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危惧 |
きぐ |
あやぶみおそれること。不安心。気がかり。危懼キク。「―をいだく」「将来を―する」 |
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気障 |
きざ |
(「きざわり」の略) |
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|
@心にかかり、苦になること。心配。誹風柳多留5「あたらしい通ひに―な引き残り」 |
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|
A服装・態度・行動などが気取っていて、人に不快や反感を感じさせること。いやみ。「―な奴」 |
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愧死 |
きし |
恥じ入って死ぬこと。また、死ぬほど心苦しく思うこと。慙死ザンシ。 |
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擬似 |
ぎじ |
本物とよく似ていて区別をつけにくいこと。「―赤痢」「―的症状」「宇宙飛行の―体験」 |
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忌憚 |
きたん |
[中庸]いみはばかること。遠慮。「―なく述べる」「―のない意見」 |
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鞠躬如 |
きっきゅうじょ |
(「如」は語調をととのえるため添えた語)
身を屈めて慎みかしこまるさま。「―として参上する」 |
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喫緊 |
きっきん |
さしせまって大切なこと。吃緊。「―の要事」 |
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佶屈 |
きっくつ |
@かがまってのびないさま。「―した老梅」 |
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|
|
A文字・文章がかたくるしくて難解なこと。「―な詩」 |
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拮抗 |
きっこう |
勢力・力がほぼ等しく、相対抗して互いに屈しないこと。頡頏ケツコウ。「―した力量」 |
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生粋 |
きっすい |
まじりけが全くないこと。純粋。「―の江戸っ子」 |
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帰納 |
きのう |
(induction)
推理および思考の手続の一。個々の具体的事実から一般的な命題ないし法則を導き出すこと。 |
|
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|
特殊から普遍を導き出すこと。⇔演繹エンエキ。 |
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羈絆 |
きはん |
@牛馬などを綱などでつなぎとめること。また、その物。 |
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|
A行動を束縛するもの。足手まといになるもの。ほだし。きずな。 |
|
忌避 |
きひ |
@[論衡四諱]忌み避けること。きらって避けること。「徴兵を―する」 |
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|
|
A〔法〕訴訟事件等において、裁判官または裁判所書記官などが不公平な裁判を行うおそれのある場合に、 |
|
|
|
訴訟当事者の申立てによって、それらの人をその事件の職務執行から排除すること。 |
|
欺瞞 |
ぎまん |
人目をあざむき、だますこと。「―に満ちた言動」 |
|
肌理 |
きめ |
@皮膚の表面のこまかいあや。「―細やかな肌」 |
|
|
|
A物の表面に現れたこまかいあや。手ざわりの感じ。文理。 |
|
脚絆 |
きゃはん |
@旅などで、歩きやすくするため脛にまとう布。脛巾ハバキ。 |
|
|
|
A巻脚半マキキヤハンに同じ。脚絆の一種で、小幅の長い布を足に巻きしめて用いるもの。ゲートル。 |
|
躬行 |
きゅうこう |
口で言う通りを、みずから実際に行うこと。「実践―」 |
|
鳩首 |
きゅうしゅ |
(「鳩」は集める意) 人々が集まって相談すること。 |
|
糾弾 |
きゅうだん |
罪状を問いただして非難すること。「汚職を―する」 |
|
毀誉 |
きよ |
そしることとほめること。「―褒貶ホウヘン」 |
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暁暗 |
ぎょうあん |
暁に月がなく、暗いこと。また、夜明け前の暗いとき。あかつきやみ。 |
|
強諫 |
きょうかん |
強くいさめること。 |
|
恭倹 |
きょうけん |
人に対してうやうやしく、自分の行いは慎み深いこと。「―己を持す」 |
|
恐惶 |
きょうこう |
@恐れかしこむこと。 |
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|
|
A候文ソウロウブンの手紙の終りに記す挨拶語。 |
|
教唆 |
きょうさ |
@教えそそのかすこと。「―煽動」 |
|
|
|
A〔法〕他人に犯罪または不法行為の実行を決意させる行為。 |
|
狭窄 |
きょうさく |
すぼまって狭いこと。「幽門―」 |
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矜持 |
きょうじ |
(キンジは慣用読み)
自分の能力を信じていだく誇り。自負。プライド。「矜持」とも書く。「横綱としての―」「―を保つ」 |
|
拱手 |
きょうしゅ |
(コウシュは慣用読み) |
|
|
|
@中国で敬礼の一。両手を組み合せて胸元で上下すること。 |
|
|
|
A手を組んで何もせずにいること。袖手。 |
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強靱 |
きょうじん |
強くてねばりのあること。しなやかで強いこと。「―な筋肉」「―な精神」 |
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驚倒 |
きょうとう |
ひどく驚くこと。 |
|
玉砕 |
ぎょくさい |
[北斉書元景安伝「大丈夫寧可玉砕、不能瓦全」]玉が美しく砕けるように、名誉や忠義を重んじて、いさぎよく死ぬこと。⇔瓦全 |
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綺羅 |
きら |
@あやぎぬとうすぎぬ。美しい衣服。平家物語1「―充満して、堂上花の如し」 |
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|
|
A外見の美しさ。はなやかさ。曾我物語4「装束ども―天を輝かし」。「―を飾る」 |
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|
B栄華。威光。平家物語12「世の覚え、時の―めでたかりき」 |
|
騏 |
きりん |
@1日に千里も走るという駿馬シユンメ。 |
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|
|
A「麒麟」に同じ。 |
|
緊褌 |
きんこん |
褌フンドシをしっかりしめること。 |
|
空閨 |
くうけい |
夫または妻がいないひとりねの淋しい寝室。空房。「―を守る」 |
|
駆馳 |
くち |
@車馬を馳ハせること。 |
|
|
|
A世事に奔走すること。馳駆。 |
|
功徳 |
くどく |
@よい果報をもたらすもととなる善行。「―を積む」「―を施す」 |
|
|
|
A善行の結果として与えられる神仏のめぐみ。ごりやく。「―がある」 |
|
愚弄 |
ぐろう |
人をあなどり、からかうこと。「人を―する」 |
|
玄人 |
くろうと |
@技芸などその道に熟達した人。専門家。 |
|
|
|
A芸妓・娼妓などの称。⇔素人シロウト。 |
|
慧眼 |
けいがん |
物事をよく見抜くすぐれた眼力。鋭い洞察力。「―の士」 |
|
傾城 |
けいせい |
[漢書外戚伝上、孝武李夫人「一顧傾人城、再顧傾人国」](美人が色香で城や国を傾け滅ぼす意。「契情」は音意共にうつした当て字) |
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|
@美人。平家物語11「ただし大将軍矢おもてに進んで―を御覧ぜば」 |
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|
|
A遊女。近世では、特に太夫を指す。女郎。傾国。 |
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軽率 |
けいそつ |
かるがるしいさま。かるはずみなさま。「軽卒」とも書く。「―な行動」 |
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境内 |
けいだい |
@境界のうち。⇔境外。 |
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|
A社寺の境域の内。 |
|
閨閥 |
けいばつ |
妻の一族を中心に結ばれた人のつながり。 |
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啓蒙 |
けいもう |
(「啓」はひらく、「蒙」はくらい意)
無知蒙昧な状態を啓発して教え導くこと。〈文明本節用集〉。「大衆を―する」 |
|
警邏 |
けいら |
(警察官が)見回って警戒すること。また、その人。 |
|
軽羅 |
けいら |
軽いうすもの。うすい絹布。 |
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希有 |
けう |
@めったにないこと。まれにあること。「―な出来事」 |
|
|
|
Aふしぎなこと。奇異なこと。源氏物語手習「いと怪しく―の事をなむ見給ふべし」 |
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怪訝 |
けげん |
不思議で合点のゆかないさま。「―な顔」 |
|
譎詐 |
けっさ |
いつわりあざむくこと。いつわり。 |
|
潔癖 |
けっぺき |
不潔や不正を極度に嫌うこと。また、そういう性質。「―な政治家」 |
|
健気 |
けなげ |
(ケナリゲの転) |
|
|
|
@勇ましいさま。勇健。狂、棒縛「―なことでござる」 |
|
|
|
Aしっかりして強いさま。すこやかなさま。健康。蒙求抄1「ああ―な老者かな」 |
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|
B殊勝シユシヨウ。天草本金句集「よい主人は智慧ある者を使ひ、―な者を使ひ」 |
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C(子供など弱い者が)けんめいに努めるさま。「―に働く」 |
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解熱 |
げねつ |
高熱の体温をさげること。 |
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懸念 |
けねん |
@〔仏〕執念シユウネン。執着シユウジヤク。 |
|
|
|
A気にかかって不安に思うこと。心配。「一抹の―を抱く」 |
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狷介 |
けんかい |
国語晋語2「小心狷介、不敢行也」](「狷」は頑固、「介」は堅いこと。現在は多く悪い意に使う) |
|
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|
固く自分の意志をまもって人と妥協しないこと。「―な老人」「―孤高」「―固陋コロウ」 |
|
衒学 |
げんがく |
学問のあることをひけらかし、自慢すること。 |
|
軒昂 |
けんこう |
気持がふるいたつさま。「意気―」 |
|
喧囂 |
けんごう |
やかましいこと。さわがしいこと。喧々囂々。 |
|
厳粛 |
げんしゅく |
@おごそかで、心が引きしまるさま。厳格で静粛なこと。「式は―に執り行われた」「―な雰囲気」 |
|
|
|
Aそれを真剣に受け取らなければならないさま。厳として動かしがたいこと。「―に受けとめる」「―な事実」 |
|
言質 |
げんち |
後日の証拠となる(約束の)ことば。ことばじち。「げんしつ」「げんしち」は、誤読による慣用読み。「―を取る」 |
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剣呑 |
けんのん |
(ケンナンの転という。「剣呑」は当て字)
あやういこと。あやぶむこと。花暦八笑人「化の皮があらはれんと、しきりに―に思ひ」 |
|
語彙 |
ごい |
〔言〕(vocabulary)
一つの言語の、あるいはその中の特定の範囲についての、単語の総体。 |
|
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|
また、ある範囲の単語を集めて一定の順序に並べた書物。「日本語の―」「親族―」「近松―」 |
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好悪 |
こうお |
好むこととにくむこと。すききらい。「―がはげしい」 |
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梗概 |
こうがい |
大略。あらまし。あらすじ。「小説の―」 |
|
慷慨 |
こうがい |
社会の不義や不正を憤って嘆くこと。うれいなげくこと。「政治腐敗を―する」「悲憤―」 |
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広闊 |
こうかつ |
ひろびろとして、ながめのひらけていること。「―な平原」 |
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巷間 |
こうかん |
ちまた。世間。「―の俗説」 |
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浩瀚 |
こうかん |
(「浩」も「瀚」も広大の意)
書籍の大部なこと。また、書籍の多いこと。「―の書」「―な蔵書」 |
|
薨去 |
こうきょ |
皇族または三位以上の人の死去。薨逝コウセイ。 |
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肯綮 |
こうけい |
(「肯」は骨につく肉、「綮」は筋と肉との結合する所)
かんじんな所。急所。 |
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|
肯綮に中アタる |
意見や批判などが急所をついてうまくあたる。 |
|
鴻鵠 |
こうこく |
鴻オオトリと鵠クグイ。大きな鳥をいう。転じて、大人物。 |
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恍惚 |
こうこつ |
@物事に心を奪われて、うっとりとするさま。「―として聞き惚れる」 |
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|
|
Aぼんやりしてはっきりしないさま。老人などの衰弱した精神状態にいう。 |
|
後嗣 |
こうし |
あとつぎ。子孫。 |
|
幸甚 |
こうじん |
何よりのしあわせ。多く、手紙に用いる。万葉集5「敬ツツシみて徳音を奉ウケタマはりぬ。――といへり」。「御返事いただければ―です」 |
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昂然 |
こうぜん |
自負があって意気のあがるさま。「―たる態度」「―として言い放つ」 |
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浩然 |
こうぜん |
@水が盛んに流れるさま。 |
|
|
|
A心などが広くゆったりしているさま。「―たる態度」 |
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公租 |
こうそ |
公けの目的のために課せられる金銭負担の一。国税・地方税の総称。「―公課」 |
|
拘泥 |
こうでい |
こだわること。小さい事に執着して融通がきかないこと。「勝敗に―しない」 |
|
更迭 |
こうてつ |
(「迭」は、かわる意)
役目や職などについている人がかわること。また、かえること。「大臣を―する」 |
|
傲慢 |
ごうまん |
おごり高ぶって人をあなどること。見くだして礼を欠くこと。「―な態度」「―無礼」 |
|
枯渇 |
こかつ |
@かわいて水分がなくなること。 |
|
|
|
Aつき果てて、なくなること。「資金が―する」「才能の―」 |
|
狐疑 |
こぎ |
(狐キツネは疑い深い獣だといわれるところから)
事に臨んで疑いためらうこと。 |
|
|
|
開目抄「一切経並びに人師の疏釈を見るに、―氷とけぬ」。「―逡巡シユンジユン」 |
|
沽券 |
こけん |
(「沽」は売る意) |
|
|
|
@売渡しの証文。売券ウリケン。 |
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|
|
A売り値。東海道中膝栗毛2「ハアそんなら惣地代で―はいくら」 |
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|
|
B人の値打ち。品位。体面。 |
|
孤高 |
ここう |
ひとりかけはなれて高い境地にいること。ひとり超然としていること。「―を持する」「―の人」 |
|
股肱 |
ここう |
ももとひじ。転じて、手足となって働く、君主が最もたよりとする家臣。太平記18「我を以て元首の将とし、汝を以て―の臣たらしむ」 |
|
固執 |
こしゅう |
(コシツとも) |
|
|
@自分の意見などをかたく主張して枉マげないこと。「自説に―する」 |
|
|
A〔心〕過去の印象や特定の行動などが心の中に残っていてそれが反復出現すること。 |
|
湖沼 |
こしょう |
みずうみとぬま。四方陸地に囲まれて、海とは直接連絡のない静止した水塊。湖沼学では比較的深いものを湖、比較的浅いものを沼という。 |
|
姑息 |
こそく |
(「姑」はしばらくの意)
一時のまにあわせ。その場のがれ。「―な手段」「因循―」 |
|
木霊 |
こだま |
(室町時代までは清音) |
|
|
|
@樹木の精霊。木魂。源氏物語手習「鬼か神か狐か―か」 |
|
|
|
Aやまびこ。反響。日葡辞書「コタマ、即ちヤマビコ」。「呼び声が―する」 |
|
|
|
B歌舞伎囃子の一。深山または谷底のやまびこに擬するもの。小鼓2梃でポポン、ポポンと打ち合う。 |
|
忽然 |
こつぜん |
(コツネンとも)
にわかなさま。たちまち。突然。忽如。宇治拾遺物語12「―として失せぬ」。「―と姿を現す」 |
|
誤謬 |
ごびゅう |
あやまり。まちがい。「―を正す」 |
|
顧眄 |
こべん |
ふり返って見ること。また、まわりをみること。 |
|
独楽 |
こま |
子供の玩具。円い木製の胴に心棒(軸)を貫き、これを中心として回転させるもの。種類が多い。多く、正月の遊びの具とする。「―を回す」 |
|
顳顬 |
こめかみ |
(米を噛むとき、動く所の意)
耳の上部と目尻との間の、物を噛めば動く所。しょうじゅ。〈和名抄3〉 |
|
固陋 |
ころう |
見聞が狭くてかたくなであること。古いことに頑固に執着し、新しいものを嫌うこと。「頑迷―」 |
|
強面 |
こわもて |
(コワオモテの約) おそろしい顔つき。また、相手に対してつよく出ること。 |
|
渾身 |
こんしん |
全身。からだ全体。満身。「―の力をふりしぼる」 |
|
困憊 |
こんぱい |
疲れはてること。苦しみ疲れること。「疲労―」 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
月代 |
さかやき |
男の額髪を頭の中央にかけて半月形に剃り落したもの。もと冠の下にあたる部分を剃った。応仁の乱後は武士が気の逆上を防ぐために |
|
|
|
剃ったといい、江戸時代には庶民の間にも行われ、成人のしるしとなった。つきしろ。ひたいつき。世間胸算用2「―剃つて髪結うて」 |
|
錯綜 |
さくそう |
複雑に入りくむこと。入りまじること。「情報が―する」 |
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雑魚 |
ざこ |
@種々入りまじった小魚。小さい魚。こざかな。梁塵秘抄「大津の西の浦へ―漉スきに」 |
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|
|
A転じて、(大物に対する)小物。「捕まったのは―ばかり」 |
|
桟敷 |
さじき |
@祭の行列などを見物するために高く構えた床。さんじき。宇津保物語藤原君「加茂川のほとりに―打ちて」 |
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|
|
A劇場・相撲場などで、板を敷いて土間ドマより高く構えた見物席。江戸時代、芝居小屋では土間の左右に上下2段の桟敷席を構えた。 |
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詐称 |
さしょう |
(氏名・職業・年齢などを)いつわって称すること。「経歴―」 |
|
左袒 |
さたん |
左の片はだを脱ぐこと。転じて、人を助ける。加勢する。味方する。▽漢の周勃シュウボツが呂氏リョシの乱をしずめようとして、 |
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|
|
「呂氏のためにしようとする者は右袒せよ、劉リュウ氏のためにしようとする者は左袒せよ」といったとき、全軍が左袒した故事から。 |
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颯爽 |
さっそう |
人の態度・行動などが、勇ましくさわやかに感ぜられるさま。「―と現れる」 |
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殺戮 |
さつりく |
むごたらしく多くの人を殺すこと。「大量―」 |
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蹉跌 |
さてつ |
@つまずくこと。 A失敗すること。「―をきたす」 |
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些末 |
さまつ |
わずかなこと。取るに足りないこと。些細ササイ。「―な事にこだわる」 |
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散逸 |
さんいつ |
まとまっていた書物・文献などが散りうせること。「原本は―した」「―物語」 |
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慚愧 |
ざんき |
@恥じ入ること。「―に堪えない」 |
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A悪口を言うこと。そしること。平家物語11「むげに情なかりけるものかなとぞ皆人―しける」 |
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懺悔 |
ざんげ |
〔仏〕(梵語k ama
「懺」はその音写、「悔」はその意訳。ザンギサンゲ(慚愧懺悔)と熟して用いることが多かったために、 |
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ザンギの影響で濁音化して江戸時代にザンゲとなったかという)
過去に犯した罪を神仏や人々の前で告白して許しを請うこと。 |
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日葡辞書「ザイシャウ(罪障)ヲサンゲスル」 |
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塹壕 |
ざんごう |
@城のまわりのほり。 |
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A野戦で敵の攻撃から身を隠す防御施設。溝を掘りその土を前に積み上げたもの。「―戦」 |
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残滓 |
ざんし |
のこりかす。のこったかす。「旧制度の―」 |
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燦然 |
さんぜん |
きらきらと光るさま。「―と輝く宝玉」「―たる栄誉」 |
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簒奪 |
さんだつ |
帝位を奪いとること。簒位。「王位を―する」 |
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三昧 |
ざんまい |
(ザンマイとも) 〔仏〕 |
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@(梵語sam
dhiの音訳。三摩地・三摩提とも。定・正定・等持・寂静などと訳す) 心が統一され、安定した状態。一つのことに心が |
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専注された状態。四種三昧・念仏三昧など諸種の行法がある。源氏物語松風「念仏の―をばさるものにて」 三昧場サンマイバの略。 |
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A(他の名詞に付いて、ザンマイと濁音化する) |
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A−@一心不乱に事をするさま。「読書―」 |
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A−Aむやみやたらにするさま。「刃物―」「ぜいたく―」 |
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簒立 |
ざんりつ |
君位を奪ってその位につくこと。 |
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恣意 |
しい |
気ままな心。自分勝手な考え。「―的な解釈」 |
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嗜虐 |
しぎゃく |
残虐なことを好むこと。「―性」 |
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弑虐 |
しぎゃく |
「しいぎゃく」は慣用読み。主君・父などを殺すこと。 |
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仕種 |
しぐさ |
@ある物事をするときの、動作や表情。「少女のような―」 |
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A(「科」とも書く) 舞台における俳優の表情・動作。所作シヨサ。 |
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忸怩 |
じくじ |
恥じ入るさま。「内心―たるものがある」 |
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時雨 |
しぐれ |
(「過ぐる」から出た語で、通り雨の意) |
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@秋の末から冬の初め頃に、降ったりやんだりする雨。 冬
。万葉集8「時待ちてふりし―の雨止みぬ」 |
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A比喩的に、涙を流すこと。「袖の―」 |
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B一しきり続くもののたとえ。「蝉―」 |
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C小督局コゴウノツボネの用いた琴の名。 |
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D本阿弥光悦作の名物茶碗の名。 |
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E時雨羹シグレカンの略。 |
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F時雨饅頭シグレマンジユウの略。 |
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時化 |
しけ |
(「時化」は当て字か) |
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@暴風雨のつづくこと。海の荒れること。⇔凪ナギ。 |
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A暴風雨のため、波が荒れて魚類のとれないこと。不漁。 |
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B転じて、興行・商店の不入り。不景気。 |
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至極 |
しごく |
@この上ないこと。最上。万葉集5「―の大聖」 |
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Aきわみをつくすこと。頂点に達すること。太平記24「奇怪―なり」。「迷惑―」「残念―」 |
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Bきわめてもっともなこと。道理にかなっていること。好色一代男6「―にあつかひ」 |
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Cもっともだと思うこと。納得すること。西鶴織留2「母が言葉を一つも忘れなといへば、娘もこれを―して」 |
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D(副詞的に用いて) きわめて。この上なく。「―ごもっとも」 |
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爾今 |
じこん |
今より後。この後。以後。爾後。日本永代蔵1「―は大分に貸すこと無用」 |
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刺繍 |
ししゅう |
(「刺」は針で縫うこと、「繍」は衣に文様を施すこと)
布地に色糸で絵画や文様を縫い表すこと。また、そのもの。ぬいとり。 |
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指嗾 |
しそう |
指図してそそのかすこと。けしかけること。 |
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耳朶 |
じだ |
@みみたぶ。 Aみみ。「―に残る」 |
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輜重 |
しちょう |
(「輜」は衣類をのせる車、「重」は荷をのせる車) |
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@旅行者の荷物。 |
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A軍隊に付属する糧食・被服・武器・弾薬など軍需品の総称。また、その輸送に任ずる兵科。 |
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昵懇 |
じっこん |
(「昵」は、したしむ意)
こころやすいこと。親しいこと。懇意。「―の間柄」「彼とは―にしている」 |
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失墜 |
しっつい |
@おとすこと。失うこと。「権威を―する」 |
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Aむだに使うこと。徒費。浪費。甲陽軍鑑10「肴買ひたる代物、―にまかり成り候」 |
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B見落し。数えちがい。日本永代蔵1「是、観音の銭なれば、いづれも―なく返納したてまつる」 |
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竹箆 |
しっぺい |
@〔仏〕禅家で、師家シケが修行者の指導に用いる竹製の杖。長さは約一尺五寸。竹で「へら」の形に作り、籐を巻き、漆を塗る。 |
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A片手の人差指と中指とをそろえて相手の手の甲・手首などを打つこと。しっぺ。日葡辞書「シッペイヲハジク」 |
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執拗 |
しつよう |
@頑固に自分の意見を通そうとすること。片意地。しつおう。「―に食いさがる」 |
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Aうるさくまつわること。しつこいこと。「―につきまとう」 |
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老舗 |
しにせ |
@先祖代々の業を守りつぐこと。浄、心中天の網島「商売は所柄なり―なり」 |
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A先祖代々から続いて繁昌している店。また、それによって得た顧客の信用・愛顧。「創業二百年の―」「―ののれんを守る」 |
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東雲 |
しののめ |
(一説に、「め」は原始的住居の明り取りの役目を果していた網代様アジロヨウの粗い編み目のことで、篠竹を材料として作られた「め」が |
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|
「篠の目」と呼ばれた。これが、明り取りそのものの意になり、転じて夜明けの薄明り、さらに夜明けそのものの意になったとする) |
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@東の空がわずかに明るくなる頃。あけがた。あかつき。あけぼの。古今和歌集恋「―のほがらほがらと明けゆけば」 |
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A明け方に、東の空にたなびく雲。 |
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屡々 |
しばしば |
たびたび。幾度も。どど。万葉集1「―も見さけむ山を情ココロなく雲の隠さふべしや」。「―訪れる」 |
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雌伏 |
しふく |
[後漢書趙温伝]将来に活躍の日を期しながら、しばらく他人の支配に服して堪えていること。「―十年」⇔雄飛
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諮問 |
しもん |
意見を尋ね求めること。下の者や識者の意見を求めること。「―機関」⇔答申 |
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雀躍 |
じゃくやく |
こおどりして喜ぶこと。「欣喜―」 |
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邪険 |
じゃけん |
慈悲心なく、むごくあつかうこと。意地の悪いこと。太平記37「―放逸なる戎の有けるが」。「―に突きとばす」「―な言い方」 |
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社稷 |
しゃしょく |
@[礼記祭義]昔の中国で、建国のとき、天子・諸侯が壇を設けて祭った土地の神(社)と五穀の神(稷)。 |
|
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A[論語先臣]国家。朝廷。「―を憂える」 |
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借款 |
しゃっかん |
(「款」は契約の条項の意)
国際間の資金の貸借。政府借款と民間借款とに分ける。 |
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洒落 |
しゃれ |
@気のきいたさま。いきなこと。黄、高漫斉行脚日記「諸事―を好み」 |
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A気のきいた身なりをすること。おしゃれ。金々先生栄花夢「あらゆる当世の―をつくせば」 |
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B座興にいう気のきいた文句。ことばの同音をいかしていう地口ジグチ。 |
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|
黄、世上洒落見絵図「これはどうだ秀郷ヒデサトと悪い―をいつたら」。「―が通じない」「駄―」 |
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Cたわむれに軽くふざけてする事。冗談事。「―にならない」 |
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蒐集 |
しゅうしゅう |
収集に同じ。 @あちこちから取り集めること。「ごみの―」 |
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A(趣味や研究のために、ある品物や資料などを)いろいろと集めること。また、その集めたもの。「切手の―」 |
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祝着 |
しゅうちゃく |
@よろこび祝うこと。いわうこと。慶賀。 |
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|
A満足に思うこと。狂、入間川「私へ下されねば―にもござらぬ」。「―至極に存じます」 |
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蹂躙 |
じゅうりん |
ふみにじること。ふみつけること。特に、暴威・暴力あるいは強大な勢いを以て、他人の権利・国土などを侵害すること。「人権―」 |
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収斂 |
しゅうれん |
@収縮すること。収縮させること。 |
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A(穀物などを)とりおさめること。収穫。 |
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|
B租税をとりたてること。 |
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C〔理〕(focussing) ( )集束に同じ。 |
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D(convergence) |
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D−@〔数〕( )収束 に同じ。 |
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|
D−A〔生〕生物進化の過程で、系統の異なる生物が、次第に形質が似てくること。 |
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例えば、オーストラリアにすむ有袋類の諸種は他の大陸の哺乳類にそれぞれ類似する。相近。 分岐。 |
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侏儒 |
しゅじゅ |
@こびと。一寸法師。 |
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|
A(昔、中国でこびとを俳優に用いたのでいう) 俳優。 |
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B見識のない人をあざけっていう語。 |
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C梁ハリの上に立てる短い柱。うだち。侏儒柱。 |
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入水 |
じゅすい |
水中に身を投げて自殺すること。身投げ。投身。 |
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鬚髯 |
しゅぜん |
あごひげと、ほおひげ。 |
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出来 |
しゅったい |
@事件の起ること。「珍事が―する」 |
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|
|
A物事のでき上がること。成就。「近日―の予定」 |
|
手套 |
しゅとう |
てぶくろ。 |
|
旬日 |
じゅんじつ |
10日間。10日ほど。「―を経ずして」 |
|
遵守 |
じゅんしゅ |
きまり・法律・道理などにしたがい、よく守ること。順守。「規則を―する」 |
|
逡巡 |
しゅんじゅん |
ぐずぐずすること。ためらうこと。しりごみすること。「―して好機をのがした」「遅疑チギ―」 |
|
浚渫 |
しゅんせつ |
水底の土砂や岩石をさらうこと。河川の流路を拡げ、航路の水深を増し、また埋立用の土砂を採取するなどの目的で行う。 |
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蠢動 |
しゅんどう |
@虫などのうごめくこと。 |
|
|
|
A転じて、取るに足りないものが策動すること。「不平分子が―し始める」 |
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俊髦 |
しゅんぼう |
(「髦」は長い髪の意) すぐれた人。 |
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障碍 |
しょうがい |
障害 |
|
|
|
@さわり。さまたげ。じゃま。「―を乗りこえる」 |
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|
|
A身体器官に何らかのさわりがあって機能を果さないこと。「言語―」 |
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B障害競走・障害物競走の略。 |
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猖獗 |
しょうけつ |
@たけくあらあらしいこと。わるいものの勢いの盛んなこと。「コレラが―を極める」 |
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A[三国志蜀志、諸葛亮伝]傾きくつがえること。失敗すること。猖蹶。 |
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瀟洒 |
しょうしゃ |
@すっきりとしてあかぬけしたさま。「―な身なり」 |
|
|
|
A俗を離れてあっさりしているさま。洒脱。 |
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蕭々 |
しょうしょう |
@ものさびしく風の吹くさま。ものさびしく雨の降るさま。源平盛衰記39「松吹く風―たり」。「―たる霖雨リンウ」 |
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Aものさびしいさま。 |
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饒舌 |
じょうぜつ |
口数が多いこと。多弁なこと。おしゃべり。「無用の―」「―な文章」「―家」 |
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尚早 |
しょうそう |
そのことをするにはまだ早すぎること。「時期―」 |
|
松濤 |
しょうとう |
松風の音を波の音にたとえていう語。 |
|
檣頭 |
しょうとう |
船のマストの先端。 |
|
常套 |
じょうとう |
変化なくありふれたさま。きまったしかた。「―的なやりかた」 |
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焦眉 |
しょうび |
(火が眉マユを焦がすほどに迫る意) 危険が迫ること。燃眉。「―の問題」 |
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証憑 |
しょうひょう |
事実を証明する根拠。証拠。 |
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慴伏 |
しょうふく |
おそれてひれふすこと。懾伏・懾服。 |
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従容 |
しょうよう |
ゆったりとして迫らぬさま。おちついたさま。「―として死に就く」「―たる態度」 |
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慫慂 |
しょうよう |
傍らから誘いすすめること。「―黙モダし難く」 |
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逍遥 |
しょうよう |
@そこここをぶらぶらと歩くこと。散歩。伊勢物語「昔、男、―しに、思ふどちかいつらねて」。「野山を―する」 |
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A心を俗世間の外に遊ばせること。悠々自適して楽しむこと。 |
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招来 |
しょうらい |
招きよせること。「災いを―する」「外人指揮者を―する」 |
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照覧 |
しょうらん |
あきらかに見ること。神仏がごらんになること。「神々も―あれ」 |
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瘴癘 |
しょうれい |
気候・風土のために起る伝染性の熱病。風土病。 |
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褥瘡 |
じょくそう |
圧迫性壊疽エソの一。重症患者が長期間病床にある場合に、衣類・寝具によって圧迫を受ける部位に生ずる。蓐傷。とこずれ。 |
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書肆 |
しょし |
本屋。書店。 |
|
痔瘻 |
じろう |
痔疾の一種。急性肛門周囲炎または結核性など慢性の肛門周囲炎が自潰して、肛門部または直腸部に瘻孔を生じ、 |
|
|
絶えず膿汁を出すもの。あなじ。蓮痔ハスジ。 |
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素人 |
しろうと |
(シロヒトの音便形。室町時代にはシラウト。「しろと」ともいう) |
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@ある物事に経験のない人。その事を職業としない人。専門でない人。しらひと。風姿花伝「―の老人が…舞ひ奏カナでんが如し」。 |
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「―らしからぬ技量」「ずぶの―」⇔玄人クロウト。 |
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A素人女の略。⇔玄人クロウト。 |
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B近世、京坂で私娼のこと。白人ハクジン。浄、女殺油地獄「かくとはいかで―の田舎の客に揚げられて」 |
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塵埃 |
じんあい |
@ちりやほこり。ごみ。 |
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Aよごれて、わずらわしいもの。俗世間。俗事。「―を逃れる」 |
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呻吟 |
しんぎん |
うめくこと。苦しみうなること。「病床に―する」「詩作に―する」 |
|
真摯 |
しんし |
まじめでひたむきなさま。「―な態度」 |
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滲出 |
しんしゅつ |
@にじみ出ること。しみ出ること。 |
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|
A炎症の際、血漿成分が血管外に出ること。 |
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浸潤 |
しんじゅん |
@(液体が)しみこんで濡れること。 |
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A(思想や勢力が)次第にしみこんで広がること。 |
|
進捗 |
しんちょく |
@物事が進みはかどること。「工事の―状況」 |
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A官位などをすすめのぼすこと。 |
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宸翰 |
しんかん |
天子の直筆の文書。宸筆。 |
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辛辣 |
しんらつ |
@味がきわめてからいこと。 |
|
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Aきわめて手きびしいこと。「―な批評」 |
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誰何 |
すいか |
「誰か」と声をかけて名を問いただすこと。呼びとがめること。「入口で―される」 |
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垂涎 |
すいぜん |
(スイセン・スイエンとも) |
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@食物を欲しがってよだれをたらすこと。 |
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Aあるものを非常に強くほしがること。「―の的マト」 |
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出納 |
すいとう |
(トウは慣用音) |
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@出すことと入れること。だしいれ。すいのう。しゅつのう。 |
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A金銭または物品の収入と支出。「―係」 |
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B蔵人所クロウドドコロに属し、財物・文書の出納などをつかさどった職。 |
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掏摸 |
すり |
(摩スリの意)
往来・乗物などで、他人の金品などを掠カスめ取ること。また、その盗人。ちぼ。巾着キンチヤク切り。 |
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逝去 |
せいきょ |
他人の死の尊敬語。「御―を悼む」 |
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正鵠 |
せいこく |
(セイコウは慣用読み)[礼記中庸] |
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|
@弓の的マトの中央の黒ぼし。 |
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Aねらいどころ。物事の急所。要点。「―を誤る」 |
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正鵠を得る。 |
核心をつく。「正鵠を射る」とも。「その推察は正鵠を得ている」 |
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脆弱 |
ぜいじゃく |
身体・器物・組織などが、もろくよわいこと。 |
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掣肘 |
せいちゅう |
[呂氏春秋審応覧](ひじを引っぱる意)
傍から干渉して自由に行動させないこと。「―を加える」 |
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静謐 |
せいひつ |
静かであること。特に、世の中がおだやかに治まること。太平。平家物語7「国家―の精祈をいたす」。「―の世」 |
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声涙 |
せいるい |
こえとなみだ。 |
|
|
声涙倶トモに下クダる |
慷慨・悲憤して泣きながら語る。 |
|
寂寞 |
せきばく |
ものさびしいさま。ひっそりしたさま。じゃくまく。「―たる深夜」 |
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席巻 |
せっけん |
[史記魏豹彭越伝、賛]席ムシロを巻くように片端から土地を攻め取ること。転じて、圧倒的に自分の勢力範囲に収めること。「市場を―する」 |
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切歯 |
せっし |
@歯と歯とをきしり合せること。歯をくいしばること。はがみ。はぎしり。 |
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|
|
Aひどく無念に思うこと。 |
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|
B門歯に同じ。 |
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雪駄 |
せった |
竹皮草履の裏に牛皮を張りつけたもの。千利休の創意という。のち踵カカトに裏鉄ウラガネを付けた。せちだ。席駄セキダ。 |
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折衷 |
せっちゅう |
[史記孔子世家、賛]あれこれと取捨して適当なところをとること。日葡辞書「セッチュウスル」。「―案」「和洋―」 |
|
刹那 |
せつな |
〔仏〕(梵語 k a a の音写)
極めて短い時間。一説に、一弾指(指ではじく短い時間)の間に65刹那あるという。一瞬間。 |
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舌鋒 |
ぜっぽう |
言葉のほこ先。するどい弁舌。激しい弁論の調子。「―鋭く論ずる」 |
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台詞 |
せりふ |
@芝居で、俳優が劇中の人物として述べることば。 |
|
|
|
Aきまり文句。儀礼的な口上。浮世風呂4「紺屋の明後日、作者の明晩、久しい―と合点して」 |
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|
|
B苦情を言うこと。言い分を述べること。談判。浄、長町女腹切「お花はこちの奉公人、親仁との―ならどこぞ外でしたがよい」 |
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|
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C支払いをすること。伎、五大力恋緘「今夜中に―して下さんせにやなりませぬ」 |
|
|
|
Dことば。言いぐさ。「その―を聞いて腹が立った」 |
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禅譲 |
ぜんじょう |
@中国で、帝王がその位を世襲せずに有徳者に譲ること。尭が舜に、舜が禹に帝位を譲った類。 |
|
|
|
A天子が皇位を譲ること。 |
|
漸進 |
ぜんしん |
段階を追って次第に進むこと。「―的」 |
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剪定 |
せんてい |
@果樹・茶・庭木などの生育や結実を均一にし、樹形を整えるため、枝の一部を切り取ること。 |
|
|
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A摘芽・摘花・剪枝・摘葉などの総称。かりこみ。 |
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仙洞 |
せんとう |
@仙人の居所。 |
|
|
|
A太上天皇(上皇)の御所。院の御所。かすみのほら。はこやのやま。仙院。 |
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|
|
B太上天皇の称。狂、鴈雁金ガンカリガネ「―これを聞こしめし」 |
|
全幅 |
ぜんぷく |
@はばいっぱい。 |
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Aあらんかぎり。「―の信頼」 |
|
先鞭 |
せんべん |
[晋書「常恐祖生先吾著鞭」](劉 リユウコンが、友人の祖逖ソテキが自分より先に馬に鞭打って走らせ名をあげるのではないかと心配した故事から) |
|
|
|
他人より先に着手すること。道をつけること。さきがけ。「―をつける」 |
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発条 |
ぜんまい |
うずまき状に巻いた弾力ある鋼鉄条。形が薇ゼンマイの若葉に似る。玩具・時計などの動力に使う。渦巻ばね。はつじょう。 |
|
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|
螺旋ラセン状のばねと同義に用いることもある。「―を巻く」 |
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殲滅 |
せんめつ |
皆殺しにして滅ぼすこと。滅ぼしつくすこと。「敵を―する」 |
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蒼穹 |
そうきゅう |
あおぞら。おおぞら。蒼天。 |
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巣窟 |
そうくつ |
悪者などのかくれが。「犯罪の―」 |
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造詣 |
ぞうけい |
学問または技芸に深く達していること。「―が深い」 |
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糟糠 |
そうこう |
@酒かすとぬか。粗末な食物。日葡辞書「ウ(飢)エテサウカウヲエラ(択)バズ」 |
|
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A(比喩的に)
取るに足りないくだらないもの。平家物語4「清盛入道は平氏の―、武家の塵芥チンガイなり」 |
|
相好 |
そうごう |
(仏の容貌の特徴を三十二相八十種好というところから) 顔つき。顔かたち。 |
|
相殺 |
そうさい |
@互いに差し引いて損得なしにすること。 |
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|
|
A〔法〕二人が相互に負担する同種の債務を、その一方的な意思表示により対当額において消滅させること。 |
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装填 |
そうてん |
中につめこんで装置すること。「弾薬を―する」「フィルムの―」 |
|
掻爬 |
そうは |
〔医〕組織をかきとること。特に子宮腔内面をかきとり、内容を除去する手術は主として人工妊娠中絶に用いられる。 |
|
糟粕 |
そうはく |
@酒のかす。 |
|
|
|
A(「糟魄」とも書く)
転じて、滋味をとり去った残りかす。精神の抜けた外形。「古人の―」 |
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蒼茫 |
そうぼう |
見渡す限り青々と広いさま。「―たる大海」 |
|
遡及 |
そきゅう |
過去にさかのぼること。 |
|
仄聞 |
そくぶん |
ほのかに聞くこと。間接的にちょっと聞くこと。「―するところによると」 |
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齟齬 |
そご |
くいちがい。ゆきちがい。「―をきたす」 |
|
粗肴 |
そこう |
粗末な肴サカナ。肴を人にすすめる時の謙譲語。 |
|
素行 |
そこう |
平素の行状。平生のおこない。「―がおさまらない」「―不良」 |
|
遡行 |
そこう |
流れをさかのぼって行くこと。 |
|
咀嚼 |
そしゃく |
@かみくだくこと。かみくだいて味わうこと。 |
|
|
A物事や文章などの意味をよく考えて味わうこと。 |
|
粗相 |
そそう |
@粗末なこと。粗略なこと。栄華物語若枝「扇なども、賜はせたらむは―にぞあらむかし、など思ひて」 |
|
|
Aそそっかしいこと。軽率。浅井三代記「汝―なる者かな」 |
|
|
Bあやまち。しそこない。また、ぶしつけなこと。浄、菅原伝授手習鑑「そばで―言うた」。「とんだ―を致しました」 |
|
|
C大小便をもらすこと。「子供が―する」 |
|
阻喪 |
そそう |
元気がくじけて勢いの失せること。気落ちすること。「意気―」 |
|
訴追 |
そつい |
@検察官が刑事事件につき公訴を提起し、これを維持すること。 |
|
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A弾劾の申立てをして裁判官・人事官の罷免を求めること。 |
|
|
B弾劾裁判所。 |
|
|
C検事総長などが司法警察職員の懲戒・罷免を求めること。 |
|
雀斑 |
そばかす |
人の顔面などにできる茶褐色の小斑点。ソバの実の殻に似ているのでいう。夏日斑カジツハン。雀卵斑。 |
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粗密 |
そみつ |
あらいこととこまかいこと。まばらなことときめのこまかいこと。「人口の―」 |
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算盤 |
そろばん |
@計算器の一。横長浅底の箱に横に梁を設け、これを貫いて縦に串を渡し、串に5個ないし7個の珠タマを貫く。 |
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珠は梁上に1個(もしくは2個)あって1個で5を表し、梁下に5個(現在では主に4個)あって1個で1を表す。 |
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この珠を上下して加減乗除をする。中国の発明で宋末から元代に行われ、日本へは室町末期頃伝来したらしく、 |
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文禄(1592〜1596)年間の記録と実物が現存する。 |
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A勘定。計算。採算。 |
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蹲踞 |
そんきょ |
@うずくまって居ること。尻を地につけずに身をかがめること。 |
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A敬礼の一。貴人の通行に出会った時、両膝を折ってうずくまり頭を垂れて行なったもの。 |
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また、後世、貴人の面前を通る時、膝と手とを座につけて会釈すること。 |
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B相撲や剣道で、つま先立ちで深く腰を下ろし、膝を開いて上体を正した姿勢。 |
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樽俎 |
そんそ |
@酒のたると、牲イケニエを載せる台。 |
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A転じて、酒宴の席、または国際上の会見・談判。 |
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忖度 |
そんたく |
(「忖」も「度」も、はかる意)
他人の心中をおしはかること。推察。「相手の気持を―する」 |
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大廈 |
たいか |
大きい建物。大楼。「―高楼」 |
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○大廈の材は一丘イツキユウの木にあらず |
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[王褒、四子講徳論]大事業は必ず大勢の力によるもので、決して一人の力でできるものではない。 |
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○大廈の顛タオれんとするは一木イチボクの支うる所にあらず |
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[文中子事君]大勢タイセイがすでに傾きかけている時には、一人の力ではどうすることもできない。 |
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醍醐 |
だいご |
五味の第5。乳を精製して得られる最も美味なるもの。仏教の最高真理にたとえる。 |
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対峙 |
たいじ |
相対してそばだつこと。向きあって立つこと。「―する両軍」 |
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泰斗 |
たいと |
(泰山や北斗のように) その道で世人から最も仰ぎ尊ばれている権威者。 |
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駘蕩 |
たいとう |
のどかなさま。のんびりしたさま。「春風―」 |
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頽廃 |
たいはい |
おとろえすたれること。気風がくずれること。また、その不健全な気風。廃頽。 |
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松明 |
たいまつ |
(タキマツ(焚松)の音便)
松のやにの多い部分または竹・葦などを束ね、これに火を点じて屋外の照明用としたもの。 |
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うちまつ。しょうめい。ついまつ。「―をともす」 |
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蛇蝎 |
だかつ |
蛇と蝎サソリ。人が恐れきらうもののたとえ。じゃかつ。「―のごとく嫌う」 |
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唾棄 |
だき |
つばを吐き棄てるように、捨てて顧みないこと。忌み嫌い軽蔑すること。「―すべき人物」 |
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山車 |
だし |
(ダシは「出し物」の意で、神の依代ヨリシロとして突き出した飾りに由来するという)
祭礼の時、 |
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種々の飾り物などをして引き出す車。屋台。 夏 。「―を引く」 |
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出汁 |
だし |
鰹節・昆布・椎茸などを煮出した汁。にだし。だしじる。 |
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黄昏 |
たそがれ |
@「たそがれどき」の略。源氏物語夕顔「寄りてこそそれかとも見め―にほのぼの見つる花の夕顔」 |
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A比喩的に、物事が終りに近づき、衰えの見える頃。「人生の―」 |
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蹈鞴 |
たたら |
@足で踏んで空気を吹き送る大きなふいご。地踏鞴。〈神代紀上訓注〉 |
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A「たたらぶき」の略。 |
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手綱 |
たづな |
@馬を御するため、馬のくつわにつけた綱。轡 クツワズラ。「―を引く」 |
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A鎧を着た者が烏帽子エボシをつけた上に結ぶ鉢巻。源平盛衰記34「烏帽子に―打たせて」 |
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Bふんどし。下帯シタオビ。曾我物語1「船越引き立てて―とりかへ出しけり」 |
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殺陣 |
たて |
演劇や映画で、闘争・殺人・捕物などの格闘の演技。たちまわり。「―師」 |
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足袋 |
たび |
足の形に作った袋状の履物。親指と他の指が分れる形とし、合せ目を爪形の小鉤コハゼで留める。もと草鞋掛ワラジガケ・防寒用、のち礼装用。 |
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|
革製は鎌倉時代末頃から行われ、木綿製は1643年(寛永20)頃に始まる。古くは筒が長く、ひもで結んだ。
冬 。〈和名抄13〉。 |
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宇治拾遺物語11「猿の皮の―に、沓きりはきなして」 |
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荼毘 |
だび |
〔仏〕(パーリ語 jh peta 焼身・焚焼の意)
火葬。また、葬式。「―に付する」 |
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度々 |
たびたび |
同じことが何度も繰り返して行われるさま。毎度。毎回。しばしば。「―注意を受ける」「―の訪問」 |
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拿捕 |
だほ |
@とらえること。つかまえて自由を得させぬこと。 |
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A〔法〕(capture)
戦時に、敵の船舶や貨物またはある種の中立船舶や貨物を、封鎖侵破または戦時禁制品輸送などの理由で |
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一時押収すること。捕獲審検所で審検し、戦時国際法に違反するものは没収。 |
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達磨 |
だるま |
@(梵語 Bodhidharma 菩提達磨)
禅宗の始祖。生没年未詳。南インドのバラモンに生れ、般若多羅に学ぶ。 |
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中国に渡って梁の武帝との問答を経て、嵩山の少林寺に入り、9年間面壁坐禅したという。その伝には伝説的要素が多い。 |
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その教えは弟子の慧可エカに伝えられた。諡号シゴウは円覚大師・達磨大師。達摩。 |
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A達磨大師の坐禅した姿に模した張子の玩具。普通、顔面以外の部分を赤く塗り、底を重くして、倒してもすぐ真直に立つように作る。 |
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開運の縁起物とし、願いごとがかなった時に目玉を描き入れるならわしがある。不倒翁。「―に目を入れる」 |
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BだるまAのような、ずんぐりと丸い形状。「雪―」「火―になる」 |
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C下等な売春婦の異称。じごく。 |
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弾劾 |
だんがい |
@罪や不正をあばき責任を追及すること。きびしく人を攻撃すること。「―演説」 |
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A公務員の罷免手続の一。 |
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段丘 |
だんきゅう |
河川・湖・海などに接する階段状の地形。もとの氾濫原や浅海底であった平坦な部分と、 |
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|
その前面に河川や海水の浸食によって形成された急斜面とから成る。 |
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端倪 |
たんげい |
@[荘子大宗師](「端」はいとぐち、「倪」ははての意)
事の始めと終り。本末。 |
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Aきわ。はし。 |
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B[韓愈、送高閑上人序「旭之書変動猶鬼神不可端倪」]推測すること。測り知ること。「―すべからず」 |
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箪笥 |
たんす |
衣服・小道具などを整理・保管するのに用いる家具の総称。多く木材で作り、引出しや開き戸を付ける。「茶―」「洋服―」「整理―」 |
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断腸 |
だんちょう |
[世説新語黜免](子を失い悲しみのあまり死んだ母猿の腸が細かくちぎれていたという故事から)
腸がちぎれるほど悲しいこと。 |
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|
悲しみに堪えないこと。万葉集5「独り―の泣ナミダを流す」。「―の思い」 |
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団欒 |
だんらん |
@月などのまるいこと。まどか。 |
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A集まって車座にすわること。まどい。 |
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B集まってなごやかに楽しむこと。親密で楽しい会合。「一家―」 |
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知悉 |
ちしつ |
知りつくすこと。詳しく知ること。「内情を―している」 |
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釣果 |
ちょうか |
釣りの成果。釣りの獲物。 |
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鳥瞰 |
ちょうかん |
(鳥が見おろすように)高い所から広範囲に見おろすこと。転じて、全体を大きく眺め渡すこと。 |
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寵児 |
ちょうじ |
@特別にかわいがられる子供。 |
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A時流に乗ってもてはやされる人。「時代の―」 |
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手水 |
ちょうず |
@手・顔などを洗う水。 |
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A社寺など参拝の前に、手・顔を洗い清めること。 |
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B厠カワヤ。また、厠に行くこと。 |
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C大小便。 |
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蝶番 |
ちょうつがい |
@開き戸・蓋などに用いる金具。両片から成り、一片は枠に、他片は戸などにうちつけて開閉できるようにするもの。ちょうばん。「―が外れる」 |
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A物事をつなぎとめるもの。特に関節。「ひざの―」 |
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凋落 |
ちょうらく |
@花などがしぼみおちること。また、容色がおとろえること。 |
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Aおちぶれること。「名家が―する」 |
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|
Bおとろえて死ぬこと。 |
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跳梁 |
ちょうりょう |
@はねまわること。 |
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A悪人などがわがもの顔にのさばること。「ならず者が―する」「―跋扈バツコ」 |
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嘲弄 |
ちょうろう |
あざけりなぶること。ばかにすること。「人に―される」 |
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丁髷 |
ちょんまげ |
(チョンは髷が「ゝ」の形に似ているところからという)
男の髪の結い方の一。江戸中期以降、額髪を広く剃りあげ、 |
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髻モトドリを前面に向けてまげた小さい髷。のち男髷の汎称。「―あたま」 |
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縮緬 |
ちりめん |
絹織物の一。経糸タテイトに撚ヨリのない生糸、緯糸ヨコイトに強撚糊つけの生糸を用いて平織に製織した後に、ソーダをまぜた石鹸液で |
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数時間煮沸することによって緯の撚が戻ろうとして布面に細かく皺をたたせたもの。書言字考節用集「 紗、縮綿、チリメン」 |
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闖入 |
ちんにゅう |
ことわりなく突然はいりこむこと。 |
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追従 |
ついしょう |
人のあとにつき従うこと。転じて、こびへつらうこと。おべっかをつかうこと。「お―を言う」 |
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朔日 |
ついたち |
ツキタチ(月立)の音便。こもっていた月が出はじめる意) |
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@西方の空に、日の入ったあと、月がほのかに見えはじめる日を初めとして、それから10日ばかりの間の称。 |
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(陰暦の)月のはじめ。上旬。初旬。伊勢物語「時はやよひの―、雨そほふるに」 |
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A月の第1日。1日。(古くは「ついたちの日」ということが多い)
蜻蛉日記下「閏二月の―の日、雨のどかなり」 |
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B特に、正月1日。元旦。紫式部日記「ことしの―、御まかなひ、宰相の君」 |
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追儺 |
ついな |
宮中の年中行事の一。大晦日の夜、悪鬼を払い疫病を除く儀式。舎人トネリの鬼に扮装した者を、内裏の四門をめぐって追いまわす。 |
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大舎人長が方相氏ホウソウシの役をつとめ、黄金四つ目の仮面をかぶり、玄衣朱裳を着し、手に矛・楯を執った。 |
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これを大儺タイナといい、紺の布衣に緋の抹額マツコウを着けて大儺に従って駆けまわる童子を小儺シヨウナとよぶ。 |
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殿上人は桃の弓、葦の矢で鬼を射る。古く中国に始まり、日本には7世紀末、文武天皇の頃から伝わり、社寺・民間にも行われた。 |
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近世、民間では、節分の行事となる。「おにやらい」「なやらい」とも。 |
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月並 |
つきなみ |
@毎月。月ごと。例月。枕草子297「―の御屏風もをかし」 |
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A平凡なこと。陳腐なこと。ありきたり。「―なせりふ」 |
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B月ごとにあること。 |
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㋐月並会の略。 |
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㋑月並俳句の略。 |
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㋒月次祭ツキナミノマツリの略。 |
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㋓月経。月のもの。 |
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C月齢。拾遺和歌集秋「水の面に照る―を数ふれば」 |
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辻褄 |
つじつま |
(「辻」は道があい、「褄」は左右があうものであるからいう。また、辻も褄も裁縫用語という)
あうべきところがあうはずの物事の道理。始めと終り。筋道。 |
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葛籠 |
つづら |
衣服を入れる、アオツヅラの蔓で編んだかご。後には竹やヒノキの薄板で作り、上に紙を貼った。つづらこ。 |
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伝手 |
つて |
(動詞ツ(伝)ツの連用形からか。一説に、ツタヘの転) |
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@ことづて。ひとづて。源氏物語若菜上「―にうけたまはれば」 |
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Aてづる。てがかり。日葡辞書「ツテヲキイテフミ(文)ヲヤラウズ」。「あの会社には―がない」 |
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B物のついで。源氏物語椎本「―に見し宿の桜を」 |
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飛礫 |
つぶて |
小石を投げること。また、その小石。たぶて。宇津保物語蔵開中「かかる―どもして方々にぞ打たせ給へるに」。日葡辞書「カネヲツブテニウツ」 |
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氷柱 |
つらら |
雨雪などの水が軒・岩角などに滴る時、こおって棒のように垂れさがったもの。たるひ。 |
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釣瓶 |
つるべ |
縄や竿の先につけて井戸の水を汲み上げる桶オケ。また、その装置。神代紀下「玉の―を以て水を汲む」 |
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悪阻 |
つわり |
妊婦が妊娠2〜4ヵ月頃に、悪心・吐気・食欲不振を起す状態。多く、酸味を好む傾向がある。おそ。 |
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体裁 |
ていさい |
@物の、外から見える形・様子。「―のいい箱」 |
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|
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A自分の状態について、他人が見たときの感じ。みえ。世間体。「―をとりつくろう」「―上にこやかに振舞う」「―家」 |
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B相手の気に入りそうな表面だけのこと。「お―をいう」 |
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為体 |
ていたらく |
@すがた。ありさま。平家物語7「覚明が―、褐の直垂に黒革縅の鎧きて」 |
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|
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A(後世は非難の意をこめて用いる) ざま。「何という―だ」 |
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適宜 |
てきぎ |
@その場合・状況にぴったり合っていること。適当。「―の処置」 |
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A便宜に従うこと。随意。「その辺のところは―でよい」「―休みをとる」 |
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顛末 |
てんまつ |
(「顛」は、いただきの意)
事の初めから終りまでのありさま。事のいきさつ。一部始終。「事の―を話す」 |
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纏綿 |
てんめん |
@からみつくこと。まといつくこと。 |
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|
A情緒が深く、こまやかで離れにくいさま。「情緒―」 |
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韜晦 |
とうかい |
[旧唐書宣宗紀](「韜」はつつむ意、「晦」はくらます意)自分の才能・地位などをつつみかくすこと。形跡をくらましかくすこと。「自己―」 |
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登極 |
とうぎょく |
天皇が即位すること。太平記21「それ継体君―の御時、様々の大礼有るべし」 |
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憧憬 |
どうけい |
(正しくはショウケイ) あこがれること。「―のまと」 |
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慟哭 |
どうこく |
大声をあげてなげき泣くこと。「思いがけない訃報に―する」 |
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撞着 |
どうちゃく |
@つきあたること。ぶつかること。 |
|
|
A前後が一致しないこと。つじつまが合わないこと。矛盾。「自家―」 |
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疼痛 |
とうつう |
ずきずき痛むこと。うずくこと。また、そのいたみ。 |
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同胞 |
どうほう |
@はらから。兄弟姉妹。平家物語11「骨肉―の義すでにたえ」 |
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|
A同じ国民・民族。「海外の―が結束する」 |
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瞠目 |
どうもく |
驚いたり感心したりして目をみはること。 |
|
篤農 |
とくのう |
熱心で研究的な農業者。篤農家。 |
|
督励 |
とくれい |
仕事・任務を進めるため、監督し励ますこと。「部下を―する」 |
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髑髏 |
どくろ |
されこうべ。しゃれこうべ。〈日葡〉 |
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吐瀉 |
としゃ |
嘔吐と下痢。はきくだし。 |
|
屠蘇 |
とそ |
@魏の名医華佗カダの処方という、年始に飲む薬。山椒サンシヨウ・防風・白朮ビヤクジユツ・桔梗・蜜柑皮・肉桂ニツケイ皮などを調合し、 |
|
|
屠蘇袋に入れて酒・みりんに浸して飲む。1年の邪気を払い、齢を延ばすという。日本では平安時代から行われる。屠蘇延命散エンメイサン。 |
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A屠蘇散を入れた酒・みりん。正月の祝儀として飲む。 新年 |
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吶喊 |
とっかん |
(まず息をとめ、次いで爆発的に大声をあげる意)
大勢が一時にわめきさけぶこと。鬨トキの声を挙げること。 |
|
咄嗟 |
とっさ |
@舌うちして嘆くこと。また、息をはくこと。 |
|
|
Aちょっとの間。たちどころ。瞬間。易林本節用集「―、即時出来之義」。「―の間」「―の機転」「―に身をかわす」 |
|
頓首 |
とんしゅ |
@中国の礼式で、頭で地を叩き、また頭を地につけて敬意を表すこと。もと対等の礼に行い、後に君主に対して行なった。 |
|
|
A書簡文・上書文などの終尾に書いて敬意を表す語。「―再拝」 |
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緞子 |
どんす |
(唐音)
紋織物の一種。生糸、また経タテ緯ヨコ異色の練糸を用いた繻子シユスの表裏組織を用いて文様を織り出した絹織物。 |
|
|
室町時代に中国から輸入されたという。 |
|
緞帳 |
どんちょう |
@厚地織物で製したとばり。 |
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|
A刺繍シシユウや宝石類で絢爛ケンランとした図案をほどこした布。 |
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B芝居・劇場などで使う、上に竿があって巻きあげ巻きおろす幕。 |
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C緞帳芝居・緞帳役者の略。 |
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就中 |
なかんずく |
(ナカニツクの音便。漢文訓読に由来する)
その中で。とりわけて。特に。平家物語2「―御出家の御身なり」。「―この点が重要だ」 |
|
馴染 |
なじみ |
@なれ親しむこと。なれ親しんだこと。また、そのもの。平治物語「年来の御―に、…なき御跡を問ひ奉らむ」。「お―の店」 |
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|
|
A長年連れそった夫または妻。好色一代男2「―に別れての当座は」 |
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|
|
B同じ遊女のもとに通い馴れた客。吉原では、3度目以降の客をいう。 |
|
何卒 |
なにとぞ |
@何とかして。どうにかして。狂、枕物狂「相談致し―ならう事ならばかなへて進ぜうと存ずる」 |
|
|
|
A相手に強く願う気持を表す語。どうか。どうぞ。ぜひ。「―よろしく」 |
|
奈落 |
ならく |
(梵語
naraka) |
|
|
|
@地獄。「―の苦しみ」 |
|
|
|
A物事のどんぞこ。最後のどんづまり。奈落の底。 |
|
|
|
B劇場で、花道の下や舞台の床下の地下室。回り舞台やせり出しの装置がある。 |
|
生業 |
なりわい |
生活のためのしごと。なりわい。すぎわい。「―に励む」 |
|
忍辱 |
にんにく |
〔仏〕六波羅蜜ロクハラミツの一。もろもろの侮辱・迫害を忍受して恨まないこと。宇津保物語俊蔭「しかあれば―の心を思ふともがらにあらず」 |
|
禰宜 |
ねぎ |
(「祈ネぐ」の連用形から) |
|
|
|
@神主の下、祝ハフリの上に位する神職。伊勢神宮では、少宮司の次、宮掌の上位。宮司の命を受け祭祀に奉仕し、事務をつかさどった。 |
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|
|
Aイナゴの異称。 |
|
捏造 |
ねつぞう |
(デツゾウの慣用読み)
事実でない事を事実のようにこしらえて言うこと。「証拠を―する」「―記事」 |
|
涅槃 |
ねはん |
〔仏〕(梵語 nirv a ニルヴァーナ 吹き消すこと、消滅の意) |
|
|
|
@煩悩ボンノウを断じて絶対的な静寂に達した状態。仏教における理想の境地。般涅槃。滅度。寂滅。泥 ナイオン。 |
|
|
A(無余涅槃の意から) 仏陀または聖者の死。入寂。入滅。 |
|
嚢中 |
のうちゅう |
@ふくろのなか。 |
|
|
A財布の中。所持金。「―一物イチモツもなし」 |
|
熨斗 |
のし |
@火熨斗ヒノシの略。今昔物語集26「海の面は―の尻のやうにて波もさぶらはぬに」 |
|
|
|
A「のしあわび」の略。 |
|
|
B方形の色紙を細長く、上が広く下の狭い六角形に折り畳み、その中に熨斗鮑ノシアワビ(後には紙で代用)を小さく切って張り、進物に添えるもの。 |
|
野点 |
のだて |
野外で茶をたてること。また、その茶の湯。 |
|
長閑 |
のどか |
@のんびりと、おちついて静かなさま。ゆっくりと、あわてないさま。源氏物語花宴「―に袖かへすところを」。「―な休日」 |
|
|
A気にかからないさま。心配のないさま。源氏物語帚木「いと―に想ひなされて」 |
|
|
B天気がよくて穏やかなさま。 春 。宇津保物語楼上下「日―に」 |
|
暖簾 |
のれん |
@軒先に張って日よけとする布。もと禅家で冬季の隙間風を防ぐのに用いた垂れ幕。江戸時代以降、商家では屋号などを染め抜いて商業用とした。日葡辞書「ノレンヲカクル」。「―をくぐる」「縄―」 |
|
A暖簾名の略。 |
|
|
B一般に、部屋の仕切りに垂れる短い布。 |
|
|
C店の格式や信用。「―を傷つける」「―にかかわる」 |
|
|
D老舗シニセとしての多年の営業から生ずる無形の経済的利益。仕入れ先・得意先・営業上の秘訣など。 |
|
惚気 |
のろけ |
のろけること。また、のろけ話。 |
|
狼煙 |
のろし |
@火急の際の合図に、薪を焚き、または筒に火薬を込めて上げる煙。とぶひ。〈運歩色葉〉 |
|
|
|
A(比喩的に)
一つの大きなことを起すきっかけとなる目立った行動。「革命の―を上げる」 |
|
|
|
B昼間あげる花火。 |
|
暢気 |
のんき |
(正しくは暖気、ノンは「暖」の唐音。「呑気」「暢気」は当て字)
|
|
|
|
@気晴らし。気散じ。〈日葡〉 |
|
|
|
A気分や性格がのんびりしていること。心配性シヨウでないこと。「―に構える」「―な人」 |
|
悖逆 |
はいぎゃく |
(「悖」は、もとる意) 道理にさからいそむくこと。むほん。 |
|
黴菌 |
ばいきん |
@黴カビや細菌などの有害な微生物の俗称。「―が入る」 |
|
|
|
A転じて、有害なもの。「社会の―」 |
|
焙煎 |
ばいせん |
(コーヒーの豆を)火熱で煎イること。 |
|
白皙 |
はくせき |
皮膚の色が白いこと。「長身―」 |
|
漠然 |
ばくぜん |
ぼんやりして、はっきりとしないさま。とりとめのないさま。「―とした不安」「―たる印象」 |
|
暴露 |
ばくろ |
@風・雨にさらされること。 |
|
|
|
Aさらけだすこと。むきだしにすること。悪事・秘密などがあらわれること。露見。「秘密を―する」「旧悪が―する」 |
|
刷毛 |
はけ |
@獣毛などをたばねて木製の柄に植え、端を切り揃えたもの。糊・漆・塗料などを塗るのに用いる。刷子。〈和名抄15〉 |
|
|
|
A髻モトドリの先端。はけさき。 |
|
跛行 |
はこう |
@びっこをひいて行くこと。 |
|
|
|
A釣合のとれないこと。順調でないこと。「―景気」 |
|
梯子 |
はしご |
@高い所へ寄せかけて登る道具。2本の長い材に、幾段もの横木を取り付けて足掛りとしたもの。かけはし。「―をかける」 |
|
|
|
A階段。だんばしご。きざはし。 |
|
|
|
B梯子酒(次々と場所を変えて酒を飲み歩くこと「梯子飲み」とも)の略。 |
|
|
|
C梯子持(消火の時、梯子を持つ役の人)の略。 |
|
破綻 |
はたん |
@やぶれほころびること。 |
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|
A物事が成立しないこと。従来の関係がこわれること。「―を来す」 |
|
破竹 |
はちく |
@竹をわること。 |
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A「破竹の勢い」(竹を割るとき、初めの節を割ればあとは容易に割れるところから、はげしくとどめがたい勢い)の略。「―の進撃」 |
|
跋扈 |
ばっこ |
[後漢書朱浮伝](「跋」は踏む、「扈」は竹やな。大魚が梁ヤナの中に入らないでおどりこえることから)
上を無視して権勢を自由にすること。 |
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転じて一般に、勝手気ままにふるまうこと。のさばりはびこること。「跳梁―」 |
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玻璃 |
はり |
(梵語spha
ika; pha ia) |
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@仏教で、七宝の一。水晶。百座法談聞書抄「―をかけ露をつらぬく点ひとつもかくる事なく」 |
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Aガラスの別称。 |
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B火山岩中に含まれるガラス状物質。 |
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罵詈 |
ばり |
(「罵」も「詈」も悪口を言う意)
ののしること。悪口をあびせること。嘲罵。「―雑言ゾウゴン」 |
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蟠踞 |
ばんきょ |
@わだかまりうずくまること。 |
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|
A広大な土地を領し勢力を振うこと。 |
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万斛 |
ばんこく |
(「斛」は「石」に同じ) はなはだ多い分量。「―の涙」 |
|
煩雑 |
はんざつ |
わずらわしくごたごたすること。「―な手続き」 |
|
盤石 |
ばんじゃく |
(バンセキとも) |
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|
@大きな岩。いわお。「―の重み」 |
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A極めて堅固なこと。「―の備え」 |
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反芻 |
はんすう |
@一度のみこんだ食物を再び口中に戻し、噛み直して再びのみこむこと。典型的にはウシ目(偶蹄類)の哺乳類が行う。 |
|
|
A二度三度くりかえし思い、考えること。「師の言葉を―する」 |
|
半纏 |
はんてん |
@羽織に似るが襠マチも襟の折返しもなく、胸紐も付けない衣服。ねんねこ半纏の類。 |
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|
A印シルシ半纏の略。 |
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氾濫 |
はんらん |
@水のみなぎりあふれること。性霊集2「―として自ら逸ヤスし」 |
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A洪水になること。「川が―する」 |
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|
B転じて、(好ましくない)ものがあふれるほどに出回っていること。「悪書の―」 |
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凡例 |
はんれい |
書物のはじめに掲げる、その書物の編集方針や利用のしかたなどに関する箇条書。例言。 |
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贔屓 |
ひいき |
(ヒキの転) |
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@気に入った者に特別に目をかけ、力を添えて助けること。後援すること。「先生に―される」「―の店」 |
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A後援者。パトロン。「―筋」 |
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彼岸 |
ひがん |
@河の向う岸。生死の海を渡って到達する終局・理想・悟りの世界。涅槃ネハン。 此岸シガン。 |
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A彼岸会の略。 |
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B春分・秋分の日を中日として、その前後7日間。俳諧では特に春の彼岸をいう。 |
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卑近 |
ひきん |
てぢかでたやすいこと。ありふれたこと。高尚でないこと。「―な例を示せば」 |
|
鼻腔 |
びこう |
鼻の内腔。気道の始端部に当り、嗅覚器がある。肺に流入する空気を温め、同時に適当な湿度を与える。医学ではビクウという |
|
批准 |
ひじゅん |
@臣下の奏上する文書・事柄に対し、君主が可否を決して裁許すること。 |
|
|
|
A〔法〕(ratification)
全権委員が署名した条約を、当該国家において憲法上条約締結権限を与えられた者が確認し同意すること。 |
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只管 |
ひたすら |
@ただそればかり。ひとむき。いちず。ひたぶる。切に。源氏物語夕顔「―袖の朽ちにけるかな」。 |
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|
徒然草「―世をむさぼる心のみ深く」。「―前進する」「―な努力」 |
|
|
|
A程度が完全なさま。すっかり。まったく。源氏物語槿「女御・更衣、あるは―亡くなり給ひ」。増鏡「かの維時が名残は―に民となりて」 |
|
畢竟 |
ひっきょう |
(「畢」も「竟」も終る意)
つまるところ。つまり。所詮。結局。狂、布施無経フセナイキヨウ「―此の御布施がほしさの儘じや」 |
|
必至 |
ひっし |
@必ずその事の来ること。必ずそうなること。必然。「開戦は―の情勢だ」 |
|
|
|
A(必死ともかく。)将棋で、守りの受け手を打っても詰ツミとなるような形。しばり手。 |
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匹敵 |
ひってき |
@相手としてちょうど同じくらいであること。「実力は彼に―する」 |
|
|
|
A対等の相手。 |
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|
Bつれあい。配偶。 |
|
一入 |
ひとしお |
ひときわ。一層。一段。風雅和歌集賀「―まさる春のめぐみは」。「感慨も―である」 |
|
疲弊 |
ひへい |
@つかれよわること。「心身の―」 |
|
|
|
A経済的に窮乏すること。「農村が―する」 |
|
誹謗 |
ひぼう |
(古くはヒホウ) そしること。悪口を言うこと。「他人を―する」「―中傷」 |
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瀰漫 |
びまん |
(気分や風潮が)一面にみなぎること。ひろがりはびこること。「沈滞の空気が―する」 |
|
剽悍 |
ひょうかん |
すばやくて強いこと。荒々しく強いこと。「―な動き」 |
|
剽軽 |
ひょうきん |
気軽明朗であって滑稽なこと。おどけ。「―者モノ」 |
|
剽窃 |
ひょうせつ |
(「剽」は、かすめとる意)
他人の詩歌・文章などの文句または説をぬすみ取って、自分のものとして発表すること。「他人の論文を―する」 |
|
平仄 |
ひょうそく |
@平と仄。平字と仄字。また、漢詩作法における平字・仄字の韻律に基づく排列のきまり。 |
|
|
|
Aつじつま。条理。 |
|
豹変 |
ひょうへん |
[易経革卦「君子豹変、小人革面」](豹の毛が抜け変って、その斑文が鮮やかになることから) |
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|
|
君子が過ちを改めると面目を一新すること。また、自分の言動を明らかに一変させること。今は、悪い方に変るのをいうことが多い。 |
|
標榜 |
ひょうぼう |
@人の善行を賞揚してその事実をしるし、里門に掲げて衆人に示すこと。 |
|
|
A主義・主張などを公然と掲げあらわすこと。「フェミニストを―する男」 |
|
糜爛 |
びらん |
ただれること。転じて、国の乱れることをたとえていう。 |
|
披瀝 |
ひれき |
(披ヒラき瀝ソソぐ意)
心中の考えを包むことなくうちあけること。「真情を―する」 |
|
尾籠 |
びろう |
(「おこ(痴)」の当て字「尾籠」の音読) |
|
|
@礼を失すること。不作法。無礼。不敬。平家物語1「殿の御出ギヨシユツに参り逢うて、のりものよりおり候はぬこそ―に候へ」 |
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|
Aきたなく、けがらわしくて、人前で失礼に当ること。浮世風呂前「食べると、―ながら吐きまする」。「―な話」 |
|
顰蹙 |
ひんしゅく |
(不快に思って)顔をしかめること。まゆをひそめること。「居合せた者を―させる」 |
|
頻繁 |
ひんぱん |
しきりであること。ひっきりなしに行われること。「―に催促する」 |
|
風韻 |
ふういん |
おもむきのあること。雅致。風趣。風致。 |
|
瘋癲 |
ふうてん |
@精神状態が正常でないこと。また、そういう人。癲狂。 |
|
|
A定まった仕事も持たず、ぶらぶらしている人。 |
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風籟 |
ふうらい |
風が物に当って発する音。風の声。風の音。 |
|
敷衍 |
ふえん |
@のべひろげること。ひきのばすこと。展開。 |
|
|
A意義を広くおしひろげて説明すること。わかりやすく言い替えたり詳しく説明したりすること。「―して言えば」 |
|
俯瞰 |
ふかん |
高い所から見おろすこと。全体を上から見ること。 |
|
俯仰 |
ふぎょう |
@下を向くことと上をあおぐこと。 |
|
|
A転じて、起居動作。 |
|
馥郁 |
ふくいく |
よい香のただようさま。「―たる香」 |
|
腹背 |
ふくはい |
@はらとせ。前面と背面。まえうしろ。「―に敵を受ける」 |
|
|
A心の中で背くこと。「面従―」 |
|
服膺 |
ふくよう |
(「膺」は胸の意)
心にとどめて忘れないこと。胸にとめて常に行うこと。「拳々ケンケン―する」 |
|
普請 |
ふしん |
(シンは唐音) |
|
|
@〔仏〕禅寺で、大衆ダイシユを集めること。また、あまねく大衆に請うて堂塔の建築などの労役に従事してもらうこと。 |
|
|
太平記36「相模守―の為とて、天竜寺へ参りけるが」 |
|
|
A転じて一般に、建築・土木の工事。「雨漏りする屋根を―する」「道―ミチブシン」「安―」 |
|
風情 |
ふぜい |
@おもむき。あじわい。情趣。方丈記「岡の屋に行きかふ船を眺めて、満沙弥が―をぬすみ」。「―のある住まい」 |
|
|
A表情。容姿。様子。日葡辞書「イカリノフゼイヲアラワス」。「もの悲しげな―」 |
|
|
B…のような具合。天草本伊曾保物語「鳩どもが群がり居る所に鳶が来て掴み殺さうとの―ぢやによつて」 |
|
|
C能楽で、(おもむきのある)所作。風姿花伝「為手シテの言葉にも―にもかからざらん所には、肝要の言葉をば載すべからず」 |
|
|
D(接尾語的に)
…のようなもの、似通ったものの意を表す。徒然草「箱―の物にしたため入れて」 |
|
|
E(接尾語的に)
他を卑しめ、または自らへりくだる意を表す。「町人―」「わたしら―」 |
|
扶持 |
ふち |
@たすけること。平家物語1「忠仁公幼主を―し給へり」 |
|
|
A俸禄を給して、家臣としておくこと。また、その俸禄。主として米(扶持米)を給与した。太平記16「死残りたる一族若党どもを―し置き」 |
|
払暁 |
ふつぎょう |
明けがた。あかつき。「―の勤行」 |
|
払拭 |
ふっしょく |
はらいぬぐうこと。すっかり取り除くこと。「古くさいイメージを―する」 |
|
蒲団 |
ふとん |
@蒲ガマの葉で編み、坐禅などに用いる円座。ほたん。正法眼蔵坐禅儀「坐禅のとき、袈裟ケサをかくべし。―をしくべし」 |
|
|
A(「布団」は当て字)
綿・藁ワラまたはパンヤ・羽毛などを布地でくるみ、座りまたは寝る時に敷いたり掛けたりするもの。「―を敷く」 |
|
無聊 |
ぶりょう |
@心配事があって楽しくないこと。新花つみ「―の事なりとて、ひたすら避してうけざりけり」 |
|
|
|
Aつれづれなこと。たいくつ。「―を慰める」「―な日々」 |
|
振舞 |
ふるまい |
@ふるまうこと。おこない。挙動。特に、人目につくような行動。源氏物語帚木「人目しげからんところに、びんなき―やあらはれん」。 |
|
|
|
「不埒フラチな―」「立居―」 |
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|
|
Aもてなし。馳走。饗応。 |
|
刎頸 |
ふんけい |
くびをはねること。首を斬ること。 |
|
|
刎頸の交り |
[史記廉頗藺相如伝]その友人のためなら、たとえ、くびを斬られても後悔しないほどの真実の交友。生死を共にする親しい交際。 |
|
噴飯 |
ふんぱん |
おかしくてたまらず、口の中の飯をふき出すこと。ふきだして笑うこと。「―もの」 |
|
憤懣 |
ふんまん |
いきどおりもだえること。発散できずに、心中にわだかまる怒り。「―やる方ない」「―をぶちまける」 |
|
平衡 |
へいこう |
@天秤テンビンの両皿にのせた物体と錘オモリとの重さが相等しく、さおが水平の位置をとること。つりあいがとれること。 |
|
|
|
Aいくつかの力が同時に、ある物体に作用して、その結果物体が静止状態を保つこと。力の釣合。 |
|
|
|
B一般に、いくつかの物質から成る系の間で、物質・電荷・エネルギーなどの授受がおこらない状態。 |
|
閉口 |
へいこう |
@口を閉じて、ものを言わないこと。太平記24「されども大儀なれば満座―の処に」 |
|
|
|
A言い負かされたり圧倒されたりして、返答につまること。屈服すること。天草本伊曾保物語「とかく論ずるに及ばいで―して畏つたが」 |
|
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|
B相手の出方やその時の状況などのために、手の打ちようもなく困らされること。どうにも参ること。「一ヵ月の断水には―した」「彼には―だ」 |
|
辟易 |
へきえき |
(「辟」は避ける、「易」は変える意) |
|
|
|
@驚き怖れて立ち退くこと。 |
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|
|
A勢いに押されてしりごみすること。たじろぐこと。太平記14「その勢ひに―して河よりむかひへ引退き」。「すごい剣幕に―する」 |
|
|
|
B閉口すること。東海道中膝栗毛5「裸にされてはたまらぬと大きに―し」。「くどい説教に―する」 |
|
劈頭 |
へきとう |
(「劈」は裂ける意)
まっさき。事の一番はじめ。「会の―から荒れる」「開巻―」 |
|
舳先 |
へさき |
(船首の意の古語ヘに、サキをつけた重言) 船首。みよし。 艫トモ |
|
鼈甲 |
べっこう |
@亀類の甲。特に、スッポンの甲。古くは薬用。 |
|
|
A玳瑁タイマイの甲。櫛クシ・笄コウガイや眼鏡の縁などに細工。 |
|
蔑視 |
べっし |
さげすむこと。見さげること。「―に耐える」「ほら吹きを―する」 |
|
別嬪 |
べっぴん |
とりわけ美しい女。美人。「―さん」 |
|
偏在 |
へんざい |
かたよって存在すること。ある場所にかたよってあること。「富が―する」 |
|
遍在 |
へんざい |
広くあちらこちらにゆきわたってあること。「石仏は全国に―する」 |
|
編纂 |
へんさん |
諸種の材料を集め、またはそれに手を加え、書籍の内容をつくりあげること。編集。「県史を―する」「辞典の―」 |
|
偏執 |
へんしゅう |
(ヘンシツとも)
かたよった見解を固執して他人の言説をうけつけないこと。偏屈。片意地。 |
|
編綴 |
へんてつ |
つづり合せること。文章などをまとめつづること。 |
|
便佞 |
べんねい |
口さきが巧みで人の気に入るようにたちまわり、心のねじけていること。 |
|
勉励 |
べんれい |
つとめはげむこと。「職務に―する」「刻苦―」 |
|
萌芽 |
ほうが |
@芽のもえ出ること。また、その芽。めばえ。 |
|
|
A物事の始まり。きざし。「近代文明の―」 |
|
咆哮 |
ほうこう |
たけりさけぶこと。獣などのほえたけること。また、その声。咆号。「虎の―」 |
|
彷徨 |
ほうこう |
さまようこと。うろつくこと。 |
|
放恣 |
ほうし |
わがままでしまりのないこと。「―に流れる」「―な生活」 |
|
芳醇 |
ほうじゅん |
酒のかおり高く味のよいこと。また、その酒。「―なワイン」 |
|
烹炊 |
ほうすい |
にることと炊タくこと。 |
|
紡錘 |
ぼうすい |
糸をつむぐ錘ツム。 |
|
滂沱 |
ぼうだ |
@雨のはげしく降るさま。明月記「雨漸く―」 |
|
|
A涙のとめどなく流れ出るさま。「涙―として流る」 |
|
逢着 |
ほうちゃく |
でくわすこと。「難問に―する」 |
|
鵬程 |
ほうてい |
(鵬オオトリの飛んで行く道程の意) 遠い道程。 |
|
放鷹 |
ほうよう |
たかがり。鷹野タカノ。 |
|
放埒 |
ほうらつ |
(馬が埒ラチをはなれる意) |
|
|
@気ままにふるまうこと。徒然草「道の掟正しく、これを重くして―せざれば」。「―な若者」 |
|
|
A酒色にふけり、素行がおさまらないこと。浄、女殺油地獄「与兵衛に指さす身の―」。「―な生活」 |
|
琺瑯 |
ほうろう |
(enamel)
金属の素地、おもに鉄器などに、うわぐすりを塗って焼き、ガラス質に変えて、これで表面をおおったもの。 |
|
|
防錆・装飾などを目的とする。うわぐすりの成分は珪石・長石・硼砂・粘土・蛍石・酸化錫・炭酸ナトリウムなど。 |
|
|
装飾品では七宝シツポウ焼がある。琺瑯引。瀬戸引。エナメル引。 |
|
朴訥 |
ぼくとつ |
[論語子路「子曰、剛毅木訥近仁」]質朴で無口なこと。無骨で飾りけのないこと。「―な青年」 |
|
反古 |
ほご |
@書画などを書き損じた不用の紙。ほぐ。ほうご。 |
|
|
A転じて、役に立たない物事。 |
|
匍匐 |
ほふく |
@はらばうこと。はうこと。地に伏して手と足とではうこと。「―前進」 |
|
|
A膝行して進退する礼。天武紀下「跪礼・―礼並びに止めよ」 |
|
|
B〔理〕クリープに同じ。 |
|
襤褸 |
ぼろ |
@使い古して破れなどした、役に立たない布。ぼろきれ。 |
|
|
A着古して破れた着物。つづれ。「―をまとう」 |
|
|
|
B使い古して壊れているもの、役に立たなくなったもの。「―靴」「―の自転車」 |
|
|
|
C隠している欠点・短所。また、失敗。「―を出す」「―を隠す」 |
|
奔放 |
ほんぽう |
伝統や慣習にとらわれず、思うままにふるまうこと。「―に生きる」 |
|
邁進 |
まいしん |
勇み立ってひたすら進むこと。「勇往―」 |
|
満腔 |
まんこう |
満身。からだ全部。まんくう。「―の敬意を表する」 |
|
蹣跚 |
まんさん |
足もとがよろめいて、ひょろひょろと歩くさま。「酔歩―」 |
|
瞞着 |
まんちゃく |
あざむくこと。ごまかすこと。人の目をくらますこと。「世人を―する」 |
|
神輿 |
みこし |
神幸の際、神体または御霊代ミタマシロが乗るとされる輿。形状は四角形・六角形・八角形などで、多くは木製黒漆、金銅金具付。 |
|
|
|
屋蓋の中央には鳳凰または葱花ソウカを置き、台には2本の棒を縦に貫いて轅ナガエとし、舁カく便に供する。おみこし。しんよ。 |
|
微塵 |
みじん |
@こまかい塵。日本霊異記下「九間の大堂仆るること―の如く」 |
|
|
|
A極めてこまかいこと。ごくわずかなこと。また、そのもの。「―の同情心もない」 |
|
|
B微塵縞ミジンジマの略。 |
|
鳩尾 |
みぞおち |
(ミズオチの訛)
胸骨の下の方、胸の中央前面のくぼんだ所。みずおち。むなもと。 |
|
晦日 |
みそか |
月の第30番目の日。転じて、月の末日をいう。尽日ジンジツ。つごもり。 |
|
南面 |
なんめん |
@南方に向くこと。また、南向き。 |
|
|
A(昔、中国で君主は南に面して座したことから)
君主の位に即くこと。天子となって国内を治めること。 |
|
冥利 |
みょうり |
@〔仏〕善業ゼンゴウの報いとして得た利益。 |
|
|
A神仏が知らず知らずのうちに与える恩恵。冥加の利益リヤク。 |
|
|
Bある立場・境遇でしぜんに受ける恩恵や幸福。浄、百合若大臣野守鏡「常の人のいはぬことかごかき―にかなふた」。「商売―」 |
|
|
C誓いの詞。反すれば冥利を失うのも差し支えないの意。浄、博多小女郎波枕「男―商―虚言ござらぬ」 |
|
無為 |
むい |
@自然のままで作為のないこと。老子で、道のあり方をいう。ぶい。平家物語5「尭舜―の化をうたひ」 |
|
|
|
A〔仏〕因縁によって生成されたものでないもの。生滅変化を離れた永遠の存在。特に、仏の涅槃、また、仏法者の生活、 |
|
|
|
仏門を意味する。今昔物語集1「永く―を得て解脱の岸に至れり」。謡、高野物狂「此の身を捨てて―に入らば」 有為ウイ。 |
|
|
|
B何もしないでぶらぶらしていること。「―無策」「―に過ごす」 |
|
無惨 |
むざん |
無慚・無慙・無残・無惨 |
|
|
|
@〔仏〕罪を犯しながら、みずから心に恥じないこと。源氏物語手習「我―の法師にて忌む事の中に破る戒は多からめ
ど」。「破戒―」 |
|
|
|
A残酷なこと。保元物語(金刀比羅本)「悶絶 地ビヤクジして絶え入りけるこそ―なれ」。「―にも斬り殺す」 |
|
|
|
Bいたわしいこと。ふびんなこと。平家物語1「泣く泣く又出で立ちける心の内こそ―なれ」。「―な最期」 |
|
虫酸 |
むしず |
溜飲リユウインの気味で、胸のむかむかしたとき、口中に逆出する胃内の酸敗液。「虫唾」とも書く。 |
|
夢寐 |
むび |
ねむって夢をみること。ねむること。また、ねむっている間。「―にも忘れぬ」 |
|
無謬 |
むびゅう |
理論・判断などに、誤りがないこと。「―性」 |
|
酩酊 |
めいてい |
ひどく酒に酔うこと。「すっかり―した」「―状態」 |
|
明哲 |
めいてつ |
聡明で事理に通じていること。また、その人。 |
|
鍍金 |
めっき |
@金属の薄層を他の物(主として金属)の表面にかぶせること。また、その方法を用いたもの。 |
|
|
装飾・防食・表面硬化、電気伝導性の付与、磁気的性質・潤滑性・接着性の改善などのために施す。 |
|
|
電気鍍金法・溶融鍍金法・真空鍍金法(蒸着)などがある。ときん。〈天正十八年刊本節用集〉 |
|
|
A中身の悪さを隠して、外面だけを飾りつくろうこと。 |
|
眩暈 |
めまい |
目がまわること。目がくらむこと。げんうん。謡、卒都婆小町「あら苦し―や、胸苦しやと」。「―がする」 |
|
面子 |
めんつ |
中国語 @面目。体面。「―にかかわる」 Aマージャンの競技者。「―がそろう」 |
|
濛気 |
もうき |
@濛々と立ちこめる気。 |
|
|
|
A気のふさがること。病気。日葡辞書「ゴモウキデゴザル」 |
|
猛禽 |
もうきん |
性質が荒い肉食の鳥。猛鳥。 |
|
蒙昧 |
もうまい |
知識が開けず、物事の道理に昧クラいこと。日葡辞書「グチ(愚痴)モウマイ」。「無知―」 |
|
朦朧 |
もうろう |
@おぼろなさま。かすんで暗いさま。 |
|
|
|
A物事の不分明なさま。「―とした人影」 |
|
|
|
B意識が確かでないさま。「頭が―とする」 |
|
猛者 |
もさ |
勇猛で荒々しい人。体力・技術にすぐれている人。もうざ。 |
|
両刃 |
もろは |
両側に刃のあること。また、その刃物。りょうば。⇔片刃 |
|
薬籠 |
やくろう |
くすりばこ。一遍上人語録「国師、手巾―を付属して」。「自家―中の物」 |
|
扼腕 |
やくわん |
憤慨したり残念がったりして、自分で自分の腕を強く握りしめること。「切歯―」 |
|
揶揄 |
やゆ |
からかうこと。からかい。「―嘲弄する」 |
|
結納 |
ゆいのう |
(「言納イイイレ」を「結納ユイイレ」と訛り、さらに「納イレ」をノウと音読したもの)
婚約の証として、 |
|
|
|
婿・嫁双方からの金銭や織物・酒肴などの品物を取りかわすこと。また、その金品。納采。ゆいれ。「―をかわす」「―金」 |
|
憂鬱 |
ゆううつ |
気がはればれしないこと。気がふさぐこと。「―な日」 |
|
所以 |
ゆえん |
故ニナリの音便形ユヱンナリに起る語)
理由。わけ。いわれ。文明本節用集「時既にくれぬ。 |
|
|
|
しかるに道興らず、憂嘆する―なり」。「そこが彼が愛妻家と言われる―だ」 |
|
強請 |
ゆすり |
おどして金品をまき上げること。また、そういう人。浮、好色盛衰記「今時花ハヤる―といふ仕かけなるに」 |
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努々 |
ゆめゆめ |
@必ず必ず。きっときっと。決して決して。源氏物語槿「もらし給ふなよ―」。「―疑うことなかれ」 |
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Aつとめて。精出して。今昔物語集12「汝なほ―仏を念じ奉り、法花経を受持・読誦し奉るべし」 |
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B少しも。更々。ゆめにも。更に。平家物語11「別の意趣思ひ奉ること―候はず」 |
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膺懲 |
ようちょう |
うちこらすこと。征伐してこらすこと。「―の鉄槌テツツイを下す」 |
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遥拝 |
ようはい |
はるかに遠い所からおがむこと。「―所」 |
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揺籃 |
ようらん |
赤ん坊を入れ、ゆり動かすかご。ゆりかご。 |
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沃野 |
よくや |
地味の肥えた平地。「緑の―」 |
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余燼 |
よじん |
@もえさし。もえのこり。「―がくすぶる」 |
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A比喩的に、事件などが一応片づいたあとでも、なお部分的に残っているもの。「興奮の―がさめやらない」 |
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寄席 |
よせ |
落語・講談・浄瑠璃・浪花節・手品・音曲など大衆演芸の興行場。元禄年間に江戸で始まる。ひとよせせき。よせば。せき。席亭。 |
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輿望 |
よぼう |
世間の人々からかけられている期待。衆望。「―をになう」 |
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埒外 |
らちがい |
@埒のそとがわ。 |
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A物事の一定の範囲外。「常識の―」 |
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喇叭 |
らっぱ |
@㋐金管楽器(信号喇叭・トランペット・ホルンなど)の総称。真鍮管の一端に吹口をつけ、他端の広く開いたもの。 |
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㋑金管楽器の一。無弁で簡単な倍音数個だけを発し、信号・行進の際などに用いる。信号喇叭。軍隊喇叭。 |
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A朝顔型の拡声器。ホーン。 |
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B「らっぱのみ」(びん詰の液体を、らっぱを吹くように、びんのまま口につけて飲むこと)の略。 |
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螺鈿 |
らでん |
鸚鵡貝オウムガイ・夜光貝・鮑貝アワビガイ・蝶貝などの真珠光を放つ部分をとって薄片とし、種々の形に切って漆器あるいは |
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木地などの面にはめ込んで装飾とするもの。紫緑色を帯びて美麗。一般に薄貝を用いたものを青貝といい、 |
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厚貝を用いたものを螺鈿という。また貝殻で飾ることを貝摺カイスリともいう。日本では奈良・平安時代に盛行。摺貝。 |
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大鏡後一条院「―の筥にいれたるに」 |
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濫觴 |
らんしょう |
[荀子子道「其源可以濫觴」](長江も水源にさかのぼれば、觴サカズキを濫ウカべるほどの、または觴に濫アフれるほどの |
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小さな流れである意)
物の始まり。物事の起原。おこり。もと。「近代医学の―」 |
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濫費 |
らんぴ |
みだりについやすこと。むだづかい。「予算の―」 |
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慄然 |
りつぜん |
恐ろしさにおののきふるえるさま。「惨状に―とする」 |
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溜飲 |
りゅういん |
胃の具合が悪く、酸性のおくびを生ずること。むなやけ。浮世風呂前「五十韻百韻などとくると、―で又わざをなすて」 |
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流暢 |
りゅうちょう |
言葉づかいがすらすらとしてよどみのないこと。「―に英語を話す」 |
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流涕 |
りゅうてい |
なみだを流すこと。落涙。 |
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梁上 |
りょうじょう |
うつばりの上 |
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綸言 |
りんげん |
[礼記緇衣](「綸」は太い糸の意。天子の言はそのもとは糸のように細いが、これを下に達する時は綸のように太くなる意) |
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君主が下に対して言うことば。みことのり。 |
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吝嗇 |
りんしょく |
過度にものおしみすること。けち。「―家」 |
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輪廻 |
りんね |
@〔仏〕(梵語 sa s ra 流れる意)
車輪が回転してきわまりないように、衆生が三界六道に迷いの生死を重ねてとどまることのないこと。 |
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迷いの世界を生きかわり死にかわること。流転ルテン。輪転。宇津保物語俊蔭「―しつる一人が腹に八生宿り」。 |
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「―生死シヨウジ」「―転生テンシヨウ」 涅槃ネハン。 |
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A同じことを繰り返すこと。どうどうめぐり。日葡辞書「リンエシタコトヲイウ」 |
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B執着心の深いこと。浄、出世景清「―したる女かな」 |
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C和歌の回文カイブン。 |
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D連歌・俳諧で、相連接する3句の第3句が第1句と近似した語句・趣向などを繰り返すこと。付合ツケアイ上、最も嫌うべき禁制事項。 |
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凛々 |
りんりん |
@寒さの身にしむさま。「―たる寒気」 |
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A勇ましいさま。りりしいさま。凜乎。凜然。「勇気―」 |
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流謫 |
るたく |
罪によって遠方に流されること。りゅうたく。「―の身」 |
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坩堝 |
るつぼ |
@物質を溶融し、または灼熱するための耐火性の深皿。化学実験では白色磁器製のものが普通だが、特殊なものは白金・石英・アルミナなどで作る。 |
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A(坩堝の中が灼熱の状態であることから)
興奮・熱狂の場のたとえ。「場内は興奮の―と化した」 |
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B種々のものが入りまじった状態のたとえ。「人種の―」 |
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流布 |
るふ |
世に広まること。広く知れ渡ること。「よくないうわさが―する」 |
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瑠璃 |
るり |
@(梵語 vai rya の音写「吠瑠璃」の略) 七宝の一。青色の宝石。紺瑠璃。源氏物語梅ヶ枝「沈ジンの箱に―の坏ツキ二つすゑて」 |
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Aガラスの古名。 |
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B〔動〕オオルリとコルリの総称。 |
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C瑠璃色の略。 |
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縷々 |
るる |
@細く絶えずに続くさま。「山中に―として続く獣道」 |
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Aこまごまと述べるさま。「―申し述べる」 |
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囹圄 |
れいご |
罪人を捕えて閉じこめておく所。ろうや。ひとや。獄舎。 |
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黎明 |
れいめい |
@あけがた。よあけ。 |
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A比喩的に、新しい時代・文化・芸術など、物事の始まり。「近代日本の―を告げる」 |
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玲瓏 |
れいろう |
@金属や玉などが美しいさえた音をたてるさま。また、音声の澄んで響くさま。「―として響く鈴の音」「―たる美声」 |
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A玉などが透き通り曇りのないさま。 |
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Bうるわしく照りかがやくさま。「八面―たる富士の山」 |
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瀝青 |
れきせい |
bitumen) (本来は天然アスファルトの意)
天然に産する固体・半固体・液体または気体の炭化水素類に対する一般名。 |
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主なものは、固体のアスファルト、液体の石油、気体の天然ガスなど。ビチューメン。 |
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廉節 |
れんせつ |
清廉で正直セイチヨクな節操。 |
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輦輿 |
れんよ |
輦車と輿コシ。貴人ののりもの。 |
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聾唖 |
ろうあ |
耳が聞えないことと言語を発声できないこと。聴覚欠如の結果、音声言語習得不能または既習言語忘却によって口もきけなくなった状態。 |
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漏洩 |
ろうえい |
(ロウセツの慣用読み) |
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@水などがもれること。水などをもらすこと。 |
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A密事などがもれること。秘密をもらすこと。「機密―」 |
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壟断 |
ろうだん |
@断ち切ったように高くそびえたところ。丘。 |
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A[孟子公孫丑下](ある男が市が立つたびに高い所を探して上り、市場を見渡して安いものを買い占め高い値で売りつけて、 |
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市場の利益を独占した故事から) うまく利益を独占すること。ひとりじめ。 |
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漏斗 |
ろうと |
@「じょうご」((上戸ジヨウゴの意で、酒を吸い込むからという。また「承壺シヨウコ」の音ともいう)
形状が朝顔の花に似、 |
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その筒口を瓶・徳利・壺などの口にはめ、上部から酒・醤油・油などの液体を注ぎ入れるのに用いる器具。 |
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また、大型で、穀類・茶などを移すのに用いるものもある。ろうと。)に同じ。 |
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Aイカ・タコなどの頭足類にある に似た構造物。ここから水・墨汁を噴出し、また卵・精子を放出する。 |
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狼狽 |
ろうばい |
(「狽」は狼の一種。一説に、狼は前足が長く後足は短いが、狽はその逆。両者は常に共に行動し、離れると倒れて、 |
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うろたえることから)
あわてふためくこと。うろたえ騒ぐこと。「―の色を隠せない」「周章―」 |
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緑青 |
ろくしょう |
銅の表面に生ずる緑色の錆サビ。空気中の水分と二酸化炭素が作用して生じ、その組成は塩基性炭酸銅など。 |
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有毒とされてきたが、ほとんど無害。緑色顔料に供する。銅青。石緑。 |
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轆轤 |
ろくろ |
@回転運動をする器械。手動式・電動式がある。 |
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㋐重い物を引いたり上げたりする装置。移動させようとする物体にかけた縄を軸棒にまといつけ、 |
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軸を回転して縄を巻くことによって引っ張る。まんりき。しゃち。かぐらさん。 |
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㋑木地細工などで円い挽き物を作る工具。綱や革紐をまとった軸を横に設け、その端に取り付けた鉄製の爪に、 |
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荒挽きした材料の木地を固定し、軸を回転させながら轆轤鉋ロクロガナで木地をえぐりけずる。〈和名抄15〉 |
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㋒轆轤台のこと。 |
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㋓車井戸の、縄をかけてつるべを上下させる滑車。 |
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A傘の柄の上端に付けて、傘を開閉する仕掛け。 |
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猥褻 |
わいせつ |
男女の性に関する事柄を健全な社会風俗に反する態度・方法で取り扱うこと。性的にいやらしく、みだらなこと。「―な行為 |
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輪中 |
わじゅう |
水災を防ぐため1個もしくは数個の村落を堤防で囲み、水防協同体を形成したもの。 |
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岐阜県南部の木曾・長良・揖斐イビ3川の下流平野に形成されたものは有名。 |
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藁蕊 |
わらしべ |
稲の穂の芯シン。また、わらくず。わらみご。わらすべ。 |
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